2016年3月31日木曜日

春です!

 

外房は春です!

数週間前のある朝、ホーホケキョと正統的な鶯の鳴き声、ちょうど梅がきれいな頃でした。梅に鶯というのは本当なのねと思いました。そうこうするうちに、蛙が鳴き始めました。久しぶりの蛙さん、冬眠から覚めて活動開始。

 

春なんだなと思ったら、いきなりいろんな花が咲きます。家の庭では、なぜか白い花が終わった梅の木に赤い花が咲き、こぶしの木につぼみがたくさん付き、黄色いレンギョウ(たぶん)に白い沈丁花、細々と咲き続けているボケ、春だぞ~とわっと咲きました。近所を歩けば、菜の花の黄色、雪柳の白、早咲きの桜かな、濃い桃色に、伸び始めた草の緑。溢れる色彩に誘われるように、人々も動きはじめて、あちこちの田んぼや畑で作業が始まっています。

 

 体中で春を感じに行きましょう、と、国吉の方へ出かけました。里山の風景の中を、のんびりと自転車を走らせます。水ぬるむというけれど、堰やため池の水も温かそう、鳥の声、草や花の匂い、優しい風、おひさまの暖かさ、絶好のサイクリング日和。国吉の郷土資料館へ立ち寄り(残念ながら展示入れ替え中でお休みでしたが、波の伊八作のお神輿を見せていただきました)、国吉神社と出雲大社へ。大銀杏がご神木の国吉神社、木好きの私としては、たまらない、いい感じ。お隣は、あの出雲大社から分祀された由緒正しい神社である千葉の出雲大社。

 

 お昼を食べてから、万木城公園へ。展望台への坂道は急で、さすがの電動自転車も頑張りが必要。

 ここはすごく見晴らしが良い。そして…桜が咲いてる!! 思わず、やったあという気分になりました。途中の三光寺というお寺でも、池のほとりに咲く桜の風情ある姿を見ることができました。なんで桜って咲いてると嬉しいのでしょう。日本人は、DNAのどこかに、桜を愛でる心を埋め込まれているのでしょうか。明るい青空の下で見る桜の美しさ、月明かりに浮かぶ桜の妖しさ。どちらも心惹かれます。

「桜の木の下には屍体が埋まっている。」「桜の森の満開の下の秘密は誰にも今もわかりません。あるいは孤独というものであったのかもしれません。」 名作を紐解いてみたくなりますね。これも桜の持つ魔力でしょうか。


 思いがけず出会えた桜に心乱された後、いすみ環境と文化のさとへ。小さな水路では、子供たちがザリガニを釣ろうと竿を持って歩いている、のどかだなあ。家の子供たちも小学生の頃、善福寺川でよくザリガニ釣りしてたな、なんて思い出しました。古びた木のベンチに座って、里山の景色を眺めていると、時間が止まったよう、思いっきりぼーっとしてきました。春満喫の一日になりました。

 

 さて、実は家にも、桜の木がありました。それが今日咲いているのを発見。白い花、葉っぱも出てるから山桜かな。ソラマメも紫の花をたくさん咲かせています。まだまだ春は続きそうです。(3月31日 佳)

2016年3月10日木曜日

「逃げ遅れる人々」

  


東日本大震災から5年が経ちました。

あの日、私は、東京の中野特別支援学校にいました。当時の仕事は、障害児の放課後支援のNPO で、ちょうど知的障害の高校生の子どもたちを学校に迎えに行っていました。大きな揺れで、その場にいた全員が学校の体育館に避難。そのままそこで4時間ほど待機、保護者の方に連絡がつくまで待ってくださいと言われて、体育館で障害のある子供たちと居ました。携帯もつならがず事務所に連絡も取れず、状況もよくわからない、でも意外と落ち着いていられました。不思議だったのは、子供たちも静かに待っていられたこと。たくさんの障害児がいて、パニックを起こしたり大変なことになるだろうと覚悟しましたが、そんなことは全然ありませんでした。

彼らは状況を理解し、どうしようもないことを感じ取り、じっと待っていたのかもしれません。

あれから、もう5年になるのですね。

 

来週、炎の雫ではドキュメンタリー映画「逃げ遅れる人々」の上映会を行います。3月17日木曜日、19:00スタート。1ドリンク付き1500円。

 

 私がこの映画に出会ったのは、2013年の秋。当時勤めていた児童館の先輩が、映画の上映会と監督のトークを企画し、そこに参加しました。監督は、、映像グループ「ローポジション」の飯田基晴さん 。ローポジションという名前には、低い視点から弱い人たちに寄り添うという思いが込められています。

そういう方なので、「若いときから、障害のある人たちにもいろいろかかわってきた、なのに、震災の時、彼らのことなど思い出しもしなかった。そういえば障害のある人たちはどうしていたのだろうと思ったのは、ずいぶん経ってからでした。」と話されました。

 被災した障害者のためにまず動いたのは、障害を持つ人たち、つまり当事者支援。障害者の視点で、生きるために必要なもの、なくてはならないものをピックアップし、それを持ってすぐに出発したそうです。

 避難所や仮設住宅に入った人、また周りに迷惑をかけるからと避難をあきらめた人、原発事故のために避難区域に取り残された人、行き場を求めてさまよう人、…飯田さんは丁寧に話を聞き、映像に記録しています。

 私は、原発の問題に直面した福島の車いすの女性が、「私たちは何もしてこなかったんだ」とつぶやく場面に胸を打たれたました。あの時何が起きたのか、障害をもつ人たちが何を感じ、何を考えたのか、それがどう続いているのか まずはそれを知ること。そして、考えること。それが必要だと思います。

 

 東北の復興は全然進んでいない、と2年半前に飯田さんは言っていましたが、5年経った今も、全然進んでいないと聞きます。仮設住宅の期限はあっても、行く先ができていないから、延長せざるを得ないというところもあります。新築の家を建てる人がいる一方で、どうしようもなく、何も変わらない人がいる、場所によって、人によって大きな差ができているとも聞きます。被災地から離れていると、すでに過去のことのように思ってしまうこともあるけれど、そうではないのだと思い出さねばなりません。原発の問題ですら、ニュースにあまり登場しなくなっている現実。何も解決していないのに、忘れてしまってはいけないのに、忘れられようとしていること、それを考えなくてはと思います。

 

 今まで、炎の雫では、この映画を2回上映しています。

 

2014年の5月には、「カンタ! ティモール」と「逃げ遅れる人々」の連続上映をしました。その時、ブログに書いたのが以下の文章です。

この3日間に考えたのは、人が生きていくことの重さ・命の大切さ。それを感じ、考えるきっかけになるというだけで、この上映会の意味があったと思っています。映画を見てくださった方が、それぞれの生活の中で、思い出したり、考えたりしてくれればいいなあ、それがこの先、何かにつながっていくのでなないかと思います。もちろん私たちも考え、行動し続けていきたいと思います。”

 

 さて、あれから自分達は何を考え、何をしてきたのか、反省と自戒を込めて、改めてこの映画に向き合おうと思います。どうぞ、あなたも考えてみてください。多くの方の参加を、お待ちしています。 

 

(3月10日 佳)


2016年2月5日金曜日

冬・ぬくぬくと

 

冬真っ只中ですね。お正月はぽかぽかだったのに、1月中頃から寒くなってきました。すぐそこのコメリに灯油を買いに行く生活をしています。もともとファンヒーターが2台ありました。寒くなってきて、奥の畳の部屋でもヒーターを使ったりしていると、お店の方になんかもうちょっと暖房をと感じる寒い日。普通の灯油ストーブを買いました。電気を使わない、ただのストーブ。5980円。これがすこぶる良いです。停電したってあったまれるし、上にやかんをのせてお湯が沸かせる、網をのせたら、干しイモをあぶれる、おもちだって焼ける、お鍋をのせれば煮物もできる。正しいストーブです。これだよね!赤い火を見ていると、それだけであったかい気がする。湯気の立つやかんは、のどが潤いそう。ストーブの近くで、ぬくぬくと温まる、正しい冬の過ごし方な気がして、なんだかほっこりします。
思い出せば、結婚したての頃、家にアラジンのブルーフレームがありました。子供が小さくて危ないから、周りを囲う柵もあったかな。それが、ファンヒーターになり、灯油を買うのが大変だからとガスのヒーターになり、上にものがのせられるストーブなんて、すっかり忘れていました。
今思い出したのだけれど、上の子が小さいときは、幼稚園でお弁当をストーブで温めてくれて、だからアルミのお弁当箱にしてくださいと言われていたなんてことありました。一台何役もする、昔ながらのストーブの力を改めて感じています。

さて、寒いとはいえ、千葉です、東京に比べたら暖かい。晴れてさえいれば、昼間は暖房なしで過ごせます。

おひさまの力は偉大ですね。特にお店の方は、日が射せばポッカポカです。エントランスのところなんか、サンルーム。年末に買ったシクラメンが花盛りです。これは、12月の終わりに、東浪見の菜の花で半額で買った鉢、200円くらいだったと思います。もう以か月以上満開です。あたりでした。この辺の産直のお店は、とっても楽しいしリーズナブル。なんだか珍しい野菜もあったりします。この間は、ビタミン大根というのを10円で買いました。ま緑の小さな大根、これなあに? と聞いたら、ビタミン大根だよ、普通の大根よりビタミンが多くて生で食べる大根って教えてくれました。おろしかサラダでと言われたので、おろしてみると、中までしっかり緑色。始め甘いと思ったけれど、大根の辛さのような片鱗もある。美味しい野菜でした。
また買いたいな。
今週火曜日の晴れた日、久しぶりに海へ行ってみました。魔法瓶にコーヒーを入れ、「こなて」というパン屋さんでおいしいパンを買って海岸へ。大原の手前の南房総国定公園と書いてある小さな木が立っている海岸。この前夫が自転車に乗りに行って発見したところ。ほとんど誰もいなくて、すっごくいいところ。ここでパンとコーヒーのランチ。それから、いすみの海洋センターのところの海岸へ。ここは、前に来て好きだなあと思ったところ。サーフィンの練習をしている人を時々見ながら、しばらく海を眺め、気持ちをふわふわさせてきました。ものすごく豊かな時間。海はいいなあ。

 季節は静かにすすんでゆきます。家の野菜たち、白菜はお鍋にして食べっちゃった。ブロッコリーは一度取った後に出てきた小さなのを昨日食べました。年末にキャベツとソラマメを植えたけど、キャベツはちっとも育ってない。さてどうなることやら。やたらと咲いていた水仙は、終わりに近づいているよう。その代り、庭の梅の木が咲き始めました。白い花がいっぱいついています。梅の木はもう1本あります。こちらは花はまだ、何色かしら。梅の実はなるのかしら。時が経てばわかりますね。季節に任せて、眺めていましょう。 (2016年2月5日 佳)

2016年1月5日火曜日

年末年始は自転車で…

 

 新年あけましておめでとうございます。

 外房で迎える初めてのお正月、暖かくて穏やかなお正月です。

 

年末年始のお休みを利用して、自転車であちこち出かけています。

 

28日、まずはちょっと遠出、どこ行こうかなと話していて、そうだ! お蕎麦食べに行こうということになりました。田舎暮らし房総ネットの武田ご夫妻が、お蕎麦屋さんに行った帰りに寄って下さったことがあり、美味しいお蕎麦屋さんと教えて下さったのを思い出しました。東浪見だし、何とか行けそうと出かけました。「楽月」という十割蕎麦のお店です。車が通る道沿いだけど、田園風景の中の古民家でいい感じ。お蕎麦はというと、とっても美味しかった!十割とは思えない滑らかさ、きりっとしたつゆ、思わず減塩は忘れて飲み干したくなる蕎麦湯。鴨や鰊の具材も美味で、久しぶりの大満足でした。(ちょっと量は控えめだったけどね)帰りに東浪見の産直センターに寄ってみたら、年末でお花が半額、シクラメンとパセリとイタリアンパセリを買い、お野菜も買って帰りました。充実です。

 

 翌29日は前から噂に聞いていた、一ノ宮のcafe「KUSA」まで、頑張って行きました。自家焙煎のコーヒー豆を買いに、夫は一度行っていましたが、私は初めて。一ノ宮までは裏道と海沿いの道で走ります。う~ん気持ちいい!

KUSAは絶対に一人では行けないなという場所にありました。ここも、噂通りの素敵な場所でした。庭の木々を眺められるカウンターで、ゆっくりコーヒーを飲み、マフィンをいただきました。お皿にちいさなまっ白のマフィンが二つ、ひとつはベーコンとチーズがはさんであり、もう一つはハチミツバターがぬってある、優しい味でした。コーヒーもなんとなくやさしい味、オーナーご夫婦の人柄がコーヒーに出ているんだなあと感じます。

実は、12月の始めに、大網のギャラリーtenで行われたシュト―レンの会に出品されていたこちらのシュト―レンが気にいって、それを購入してかえって来たこともあって、KUSAにはぜひ来たいと思っていたので、嬉しい体験でした。帰りは一ノ宮の100均・ダイソーに寄って帰りました。この日は25キロ走ったそう、ふ~。

 

次の日は、ちょっと疲れたので、どうしようかと思っていたのですが、いすみチーズマップを見ていて、なんとなく近そうだから、「あん里山」というパン工房を探してみようということになりました。椎木の三叉路から向こうの方は里山風景が広がっています。海じゃなくて山の景色、これもいい感じです。目的のパン工房はみつけたものの、お休みでした。年末だししょうがないね。もともと、週末だけの営業みたいです。長者町の方をぐるっと回って、レオに寄って買い物して帰りました。

 

 さて、31日は、夫は高円寺の稲生座のカウントダウンに行き、1日からは息子が来ていたこともあり、お雑煮を食べ、駅伝観て、おうちでのんびり過ごしました。

 

 そして昨日1月4日、自転車再開、初詣に行こうと、近くの神社めぐり。まずは、太東郵便局の先にある玉前神社へ。

無人の小さな神社だけど雰囲気あり、山なんて全然ないのに山の中な感じが出ている。いいな、ここ、お散歩で来ようっと。

さて次は、岬町中原の玉崎神社と琴平神社というのがあるので、田んぼと畑の中を走って行ってみました。ここがまたいい感じ。しめ縄の輪くぐりをして本殿にお参り、大きなご神木もある。琴平神社というのは、玉崎神社のなかにあり、鳥居をくぐると、そこに木と石があるだけ。ご神体が木なのでしょうね、すっごくよいです。私は木が大好きなので、ここは本当に大好きです!そこから、せっかくだから灯台の方へ行くことにしました。その前に飯縄寺へ。前に一度来たことがあるのだけれど、その時は夕方で見られなかったので、今回は本堂へ上がり、拝観させていただきました。波の伊八の彫刻は素晴らしい!お庭も素敵で、いいお寺です。4日ということもあり、人もほとんどいなくて、ゆっくり見ることができました。

それから、太東灯台へ。電動自転車の威力はスゴイ、ちゃんと登れます。こちらは結構混んでました。ドローンを飛ばしている若者がいて、彼にいろいろ質問してるおじさんがいたり、カップルがいたり、車いすを押して坂を下りてきたご夫婦も。今日ははあったかいし、きれいだし、気持ちが和みます。展望台から穏やかな海を見て、しばらく時間を過ごしました。ここから見ると、視界に海以外のものがなくて、水平線がカーブして見えます。地球はまあるいのだなと感じることができる場所。ここも大好きです。

 

そんなこんなで、のんびりと毎日を暮らしています。

 さて、今日はどこへ行こうかな。

 

 今年もよろしくお願いします。 佳 (2016年1月5日)


2015年12月6日日曜日

壁に絵を描く

 

11月の終わり、かねてから進行中だった物置改造計画が、一応の完成を迎えた。
この家の物置、結構広くてしっかりした造り、物置にしておくにはもったいない。半分冗談で、物置を作業部屋にしたらどうかと話していたのだが、家の改装が終わり、お店が何とかできるようになった頃、にわかに物置改造計画が現実味を帯びてきた。半分は物置として使い、半分を防音室にして夫が使う、ということで話がまとまった。その工事が終わった。例によって、外側のペンキ塗りは自分たちでやることにした。久しぶりのペンキ塗り、楽しそうと思ったのだけれど、まずは防水のための下地で、これは硬くて難しそう、夫がやることになった。それが乾いたら、いわゆるペンキ塗り、薄いクリーム色で塗ることにした。これもだいたい夫が塗った。結構楽しそう、勢いがついたと言っていた。ところでなんでクリーム色かというと、その上から絵を描こうと思ったから。壁に絵なんて描いたこともないのに、何の疑いもなく絵を描こうと決めていた。断られるかなと思いつつ、絵描いていい?と聞くと、いいよ~と言ってくれたので、絵描きさんを決行。

 

描くのは炎の雫のマーク。これは、高円寺の店を始めた時に、私の大好きなミュージシャンでありアーティストである神吉絵さんがデザインしてくれた看板のマーク。それを壁に大きく描く。色は、炎の赤と雫の水色の2色。コメリで水性ペンキを買ってきた。まずは、段ボールで型紙を作った。はさみとカッターで切り抜く。大胆だなあと、自分で思う。それを外に持って出て、壁に下書き、鉛筆じゃ書けないので、クレヨンで型取る。そして、ペンキを片手に、筆で描いていった。面積が少ない赤から、赤は火の玉みたいな感じなので描きやすいかな。水色は、アメーバ―みたいな形、なんだか原画とちょっと違う形になってしまった。ペンキの色は思ったよりも濃いブルー。でもいい感じ。始めは広いところは刷毛を使おうかと思ったけれど、結局全部筆で描いた。これが何とも楽しい! 筆にペンキをべったっとつけて、塗り重ねていく。油絵を描いてるみたい、でも油絵なんて描いたことないけどね、たぶんこんな感じなんでしょうね。ほんとに、えもいわれぬ楽しさ。夢中で塗り進めていく。表側と道路側の2面にロゴマークを描いた。気が付くと、日が傾き、手が冷たい、足が冷たい。何せ、玄関側は北向きで寒いのだ。今日はここまで。「すっごい楽しいよ、もっと描いていい? 空いてるところに水玉描いていい?」と聞くと、ちょっと躊躇しながら、少しならねという返事。夫は何か不安を感じているみたい。

 

翌日は、朝の8時から作業を開始。今日はまず、表側の空いているところに、赤と青の水玉模様、そのうちいくつかは火の玉型にしてみた。さて、ここで衝撃の事実が判明。水色のペンキは混ぜたらちゃんと水色だった。昨日はもしかして混ぜないで使ったかも!?だから濃いブルーだったんだと納得。ま、いいか、おかげで、1缶でブルーと水色の2色になったんだから、お得だったと思えばいいと、理屈をつけて続行。表側は、水玉を散らして完成。ちょっと草間彌生入っているかしら。一部ペンキが流れて現代アート風になったけど、それも味ということで。さて、壁に絵を描く楽しさは、ますます募る。まだ描いていなかった裏側の面にも描いちゃおうと思いつき、水玉は中断して、そっちにとりかかる。こっちの面の雫は形を修正して少し縦長に、より本物に近ずく。色も水色なので、本物に近い。あんまり楽しくて、時間を忘れる。お昼ごはんを挟んで、水玉を再開。水玉って結構難しい。どこにどっちの色を配置するか、やってるうちに、ここも、そこもあった方がいいような気がしてきて、あんまり増やしすぎないように心を鬼にして止めた。こんなもんかな、これ以上やったらやばいとい思うところでおしまいにする。夫を呼んでみてもらうと、いいじゃないという言葉、ふぅ、なんとか怒られずに済んだ。あぁ楽しかった! もっと描きたいな。どこかに絵を描ける壁がないかと、家じゅうを物色している自分がいた。考えてみたら、東京にいたら絶対に知らなかった楽しさ、新しい発見でした。

 

ちなみに、この夫の作業部屋には名前がつくらしい。(12月6日 佳)


2015年11月21日土曜日

秋、収穫と読書、そして希望の野菜たち

秋が深まってきた。夏に植えて、秋になっても実を付けていたキュウリが、10月の終わりには壊滅した。最後は、小さな実がいくつか付いていたのだけれど、その実ごと干からびてしまった。そうなったら一気に枯れはてた。とにかく実験と植えてみて、水をやってただけにしては、ずいぶん何本も食べられて上出来だった。さて、秋の実りは、柿に続いてキウイの収穫。ここに引っ越してきた時からなっていたキウイ、いろんな人に聞いたり、ネットで調べたりして、収穫するのは秋の終わりでもいいとわかり、大きくなったのから、何回かに分けて獲った。実はこのキウイ、ものすごく美味しい。いい匂いがするし、甘いし、売ってるキウイより数段美味。何にもしてないのに、こんなキウイが手に入るなんて、ほんとラッキー。一昨日、最後の収穫、15個。キウイは冷蔵庫で保存しながら、食べようと思ったら追熟させて、何か月かは計画的に食べられるらしい。なんと便利なフルーツなのだろう。大事に食べていこうと思う。 

収穫と言えばもう一つ、静岡の天竜で収穫された椎茸が大量に届いた。これは、私の弟夫婦が作ったもの。弟は今まで、お茶をやりながら林業をやっていたが、この夏林業の会社を辞めて、椎茸を作り始めた。そして秋の実りの収穫、大きな段ボールいっぱいの椎茸が届いたのだ。このところの暖かさで一気に開いちゃったのだとか、まあるい形の良い椎茸ではない。どうしよう、こんなに大量の椎茸。まずは焼いて食べる。おいしい!いっぱい食べたけど、全然減らない。ご近所の方達にもらっていただいてもまだ半分にもならない。冷凍してもいいとおしえてもらったので、イシヅキを取って冷凍し、柿に引き続き、干し籠を使って干すことにした。今日はやっとお天気がいいので、朝から椎茸干し。籠に入りきらない分は、廊下で新聞紙に広げて干している。なんだか、そこはかとなく椎茸の香りが漂う。

秋と言えば、読書の秋、やっと落ち着いてきたので本が読めるようになった。私は、森博嗣の本を読み返すことにした。森博嗣はミステリーなのだけれど、とても哲学的、何故人を殺してはいけないか、殺人とは最も人間的な行為であるとか、科学とは何か、人間とは、意識とは、自分とは何か、なんてことが殺人事件の合間に散りばめられている。それがとても面白い。S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季4部作ときて、実はそれらが繋がっていて、その後のGシリーズへ、これは全部揃えて読み直そうと決意、ブックオフで大人買いをした。と言っても、1冊100200円なので、数千円で揃ってしまう。ブックオフのネット版は本当に便利。この際だから、今まで何冊か欠けていたブラックジャックと、15迄あるけれど、最終の6巻があることを最近知った大友克洋のAKIRA6も買おうと、発注。届いたら、夫はAKIRAを読み直しにかかっている。彼の読書の秋は、漫画かな。

さて、キュウリの実りに気を良くした私たちは、コメリでいくつかの苗を買ってみた。白菜とカリフラワー。微妙なものをと言われたけど、そうかな、私は好きな野菜だけれど。それから、おじいさんの畑のところで売っていたブロッコリーの苗と、ごじゃ箱で買った分葱。おじいさんが肥料もくれたので、今度は水+肥料をちょっと。でもやっぱり植えっぱなし。なのに、だんだん育ち、白菜とレタスはなんだか真ん中が丸まってきた。そして、カリフラワーの葉の中央に、白い小さな希望が現れた。ほんの小さなカリフラワーの赤ちゃん、なんと可愛いの、こんなふうにできてくるんだと感動。ブロッコリーはまだ葉っぱだけだけど、分葱は時々ちぎってきて使っている。白菜とレタスも、らしくなってきた。希望の野菜たち。どのくらいになったら食べるべきなのか、悩ましいけど楽しい日々だ。田舎暮らしっぽいかな。 (11月21日 佳)




2015年11月5日木曜日

きんつば

 椎木商店街に「きんつばや」というお店がある。

かさやという小さなスーパー&大盛りの食堂の並び。

私たちが太東に引っ越した頃は、きんつば屋さんだった。実は甘いもの好きのうちの夫が、きんつばを好きで、一早く反応した。その時は、「じゃ、今度買ってみようね」と通り過ぎたのだが、その後、通る度に見ても、お店が開いていない。いつやっているんだろうと思っていたら、夏になって、かき氷屋さんになってしまった。「きんつばはないんですか?」「夏は氷だけなんだよ」、残念、ま、秋の楽しみにと思っていた。

 

そして、昨日、郵便局に行った帰りに、かさやさんでお刺身でも買おうと行ったら、きんつばやさんがやっている。やった!おやつに買って帰ろう。営業中の札の横に、『つぶあん・しろあん・クリーム』とある。あれ、なんか変、見るとたいやきの型みたいな丸い型があって、うん?と思いながら、「じゃつぶあん2つ下さい」。出てきたのは、丸くて茶色い今川焼だった。え~きんつばじゃない!これ今川焼でしょと思いながら、家に帰った。

 

夫に、「ついにきんつば買ってきたよ、でもね、ちょっと詐欺かも…」「これ今川焼じゃない」「そうだよね。でもこれきんつばって売ってたよ」なんて会話しながら、まずは食べちゃった。普通に美味しかった。さて、それから、きんつばについて検索。今は何でもすぐ調べられて便利ですね。すると、衝撃の事実が判明したのだ。きんつばというのは、あんを丸くして、衣をつけて焼いたもの。ただし、新潟県や千葉県の一部では、今川焼(大判焼き)のことをきんつばと言うとある。ここは千葉県、そうか、これきんつばで正しいんだ。びっくりです。詐欺なんて思ってごめんなさい。

 

ちなみに、私たちが思っていたきんつばは、四角くて、薄い衣を付けて六方を焼いてあるあんこのお菓子。夫は大阪、私は東京育ちだが、二人ともきんつばは四角いと思っていた。これは、角きんつばというらしい。もとともは、刀の鍔の丸い形を模し、ぎんつばと呼ばれていたものが、銀より金の方がいいということで、きんつばになったという。だから、丸いのが正しいわけで、これにもびっくり。知らないことってたくさんある。

 

ちなみに、この日は、かさやさんで、鯵のたたき298円とまぐろのたたき298円とお豆腐を買って、

残っていたレンコンの煮物の残りとキュウリとトマトで、豪華な夕食となった。かさやさんのお刺身は、いつも新鮮でおいしくて、その上安くて、大助かりの大満足。外房に越してきて、食生活は、東京の時よりずっと豊かになった水野家です。 (11月5日 佳)


初夏の旅~奈良から大津へ

  新緑の美しい初夏の奈良から大津を旅してきました。今回の旅の目的は、特別公開の仏像を見ることと、今まで行きたいと思ってたけどまだ行っていないところに行くこと。 順にご紹介していきましょう。 (今回の旅の目的の一つは特別公開ですが、公開される仏像はほぼすべてが撮影不可です。なので...