2016年8月3日水曜日

ラビリンス榎沢

 

うちは岬町椎木、隣の地区榎沢は、田んぼと里山風景が広がる、素敵な所です。
私の朝のお散歩コースの一つですが、実は私にとっては鬼門、行くたびに迷っています。

太東郵便局の先を入って行くと、のどかな集落と見渡す限り一面田んぼ。気持ちいいなあと思いながら歩く、こっちから来たんだから、ここを曲がって、その先を曲がれば戻れるはずと歩いていると、あれ〜変だなあ、どっち行けばいいんだろうということになる。
最初に迷った時は、田んぼを脱出して、車の通る里山沿いの道に出て、いくら行っても景色は変わらず、駄目だこれと諦めて、来た道をひたすら戻った。これで10000歩を軽く超えました。それから、何度か榎沢にトライして、思った通りに行けたことはほとんどない。家でアイパッドの地図を見てからいくのだけれど、いっつも違う所に出て、何で⁈ と思います。

目印になるパールというエステサロンの黄色い建物があり、小さな川(水路?)の反対側に大栄寺というお寺がある。その川を渡る道を、見つけたのは3度目の時。雑木林の中の道じゃないみたいな道でした。そこに至るまでに動物達が会議してます。木彫りの動物がちょっとした広場にいるのです。なんか不思議。

パールからの道と大栄寺からの道がぶつかる五叉路は、密かに私が謎の五叉路と呼んでいる所。最初の頃は、どうやってもそこに出てしまって、謎だ、謎だと騒いでいました。

そのあたりは、やっと理解して克服しましたが、この前また派手に迷ってしまいました。

ちょっと田んぼの中通って帰ろうとパールの先を曲がり、もう少し行こうかなと思ったのが間違い。行けども行けども田んぼの中、ここ何処?状態になった頃、谷上青年館というのを見つけました。え〜、谷上?、やばい。すると、たまたま草刈りをしている女性がいました。「すみません、郵便局の方に行くのはどっちですか?」と声をかけると、「太東の郵便局?距離あるよ、乗せてってあげようか」との答え。親切だなあ、それにしてもやっぱ遠いんだと思いながら、「大丈夫、のんびり帰ります。」と道を教えてもらい、がんばって歩いて帰りました。これで15000歩超え。ふー疲れた。

そして、今日は、郵便局の先の道を上って行って、左に折れて榎沢の田んぼにでるつもり、前にそうやって帰ってことがあるので、そのコースを逆行するつもりが、やっぱりそうはいかなかった。田んぼの中をぐるーっと大回りするはめになりました。

榎沢、恐るべし。私にとってはラビリンスです。


さて、こんなに何度も迷うなら、パッド持って行けばと夫に言われます。何でそうしないのか、だってそれじゃつまらないじゃないですか。え〜ここどこ?、こっちいったらどうなるかな?、なんてドキドキしながら歩くのが楽しいのです。だから、最近、方向音痴なのもまんざらではないと思っています。一度通った道でも、ちゃんと覚えていないから、また、こっちは…?なんて楽しめるのですから。
 
写真は今日の榎沢の風景。色の違いが分かりますか? 稲穂が黄色くなっているところと、まだ青いところが隣り合わせにあります。田植えの時期のっちょっとした違いで、ずいぶん違うのですね。
それにしても、田植えは連休の頃だったから、稲って育つの早いのですね。おいしい新米の季節も近いのかもしれません。(8月3日 佳)


新生・炎の雫

「炎の雫」新しくなりました。 東ティモールコーヒーから自家焙煎コーヒーへ。コーヒーの銘柄を増やして、カフェでも飲めるし、豆の販売でもご購入いただけるようになりました。 ラインナップに加わったのは、タンザニア・コロンビア・メキシコ・グァテマラ・エチオピアシダモの5種類。 また、焙煎...