2018年12月15日土曜日

2018年・今年の締めは…

  

このところぐっと寒くなって、クリスマスも近づいてきました。

残すところあと2週間、今年ももう終わりですね。

 

12月に入って、コーヒー豆の注文が増えています。

この夏は、あまりにも暑すぎて、コーヒー豆の注文は今一つでしたが、10月になると、あったかいコーヒーが飲みたい、豆を送ってというメールがぽつぽつ。12月になったら、クリスマスもお正月もあるし、買っとこうと思うみたいで、注文をいただいています。おかげで夫は焙煎が忙しい。私は、スタンプを押しての袋作り、ドリップバッグ作り、ラッピングや発送作業等々に忙しい。

 

昨日は、ドリップバッグを約60個作りました。これは、東京は幡ヶ谷・36°5というお店に送るもの。アコースティックライブバーであるこの店で、東ティモールコーヒーのドリップバッグを使ってくれています。この店のオーナーであり、ミュージシャンでもあるのぶさんも、店長である水野裕志も、(実はうちの息子です)「カンタ!ティモール」を見てくれた一人であり、ティモールも炎の雫も応援してくれています。炎の雫のロゴマークをデザインしてくれたカンキカイと出会ったのも36°5でした。水野たかしと、当時カイさんがやっていた「流山」というバンドのジョイントライブをやったこともあります。そんな店で、水野たかし焙煎のコーヒーが飲まれているなんて、うれしいですね。コーヒー好評だよ、とのことです。

 

いつも注文してくださる方達からも、いつもよりちょっと多めの注文が来たり、久しぶりの人からメールをいただいたり、年末感漂っている、今日この頃です。 

 

 

さて、今年は映画の年かなと年頭に言ってたけど、言うほど映画は見ませんでした。でも、9月に見た「太陽の塔」は強烈でした。

 

太陽の塔、言わずと知れた、大阪万博の岡本太郎です。ドキュメンタリーといっていいのかな。太陽の塔に思い入れのある人たちが、太陽の塔について語る、語る、かなりヘビーな映画です。でもすごかった!! 

 

興味のある方は探して見てみてください。折も折、30年ぶりの万博が大阪に決まったらしいので、改めて考えてみるのもいいかと思います。

 

私たちが見たのは、千葉にある「千葉劇場」という映画館です。千葉駅から徒歩15分くらい。この映画館、めっけものでした。かなり個性的なラインナップ、ふつうの映画館にはかからない作品が目白押しです。

 

ここで、私はもう一つ映画を見ました。「モリのいる場所」という映画。画家の熊谷守一をモデルにした映画、モリは山崎努、奥さんを今年亡くなった樹木希林が演じていました。何かが起こるわけでもなく、淡々とした、でもいい映画でした。

 

12月にも見たい映画があったのだけれど、見逃しちゃいました。「いろとりどりの親子」というアメリカ映画で自閉症、ダウン症、低身長症、LGBTといった「違い」を抱えた子どもを持つ6組の親子が直面する困難、戸惑い、その経験から得られる喜び、そして親から子への愛情が描かれる” (映画紹介より)、ぜひ見たいと思っていたのでが、またの機会を待ちましょう。この映画館、1作品の上映期間が短いのが珠に傷です。一風変わった映画に興味がある方は、チェックしてみてください。 

 

 

 さて、今年は結果的にはアートの年だったように思います。

 

 4月に恒例の奈良に行き、吉野の金峯山寺の秘仏蔵王権現(青鬼さんです)を見て、日本最古の仏像飛鳥大仏や新薬師寺への十二神将などをなどを拝観させていただきました。仏像は祈りの対象でありつつ、アートでもあります。仏像に対峙したときの、何とも言えない空気感が大好きです。

 

6月には宮城の多賀城にある東北歴史博物館へ。「東大寺と東北~復興を支えて人々の祈り」という展覧会をやっていて、「ぶらぶら美術館博物館」というテレビ番組で見て、これ行こうとホテル取りました。お目当てはアフロ大仏と呼ばれる五劫思惟阿弥陀如来坐像、私たちが奈良に行ったときはすでに出向中で見られなかったものです。

 

このとき、地底の森美術館というのも行きました。

 

8月には、上野の国立博物館の「縄文展」、縄文のエネルギー、すごいです。

そして9月は、大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ、これはブログにも書きました。

0月は「太陽の塔」見て、岡本太郎、これは映画だけどアートの一つ。岡本太郎のエネルギーもすごい。そういえば太郎は縄文大好きだったようです。

11月は、パナソニック汐留ミュージアムでルオーを見ました。ルオーに特化した美術館、こういう小さな美術館も味わい深いし、友達と展覧会見てゆっくりランチ食べたりするのには最適です。

 

 

  

そして、今年の締めは…ムンク展です。

 11月の終わり、水曜日の午後、東京都美術館。

年の始めに、とある雑誌で今年のおすすめ展覧会を見た時、行こう! と思った筆頭でした。

 

まだそれほど混んでいるわけではなく、そこそこちゃんと見られました。展示の仕方も面白い。例えば「接吻」という絵は、エッチングや木版や油彩で幾通りも描かれ、だんだん変化していくのがわかるように並べてあります。超有名な「叫び」は、立ち止まらずに近くで見るための列を作る柵があり、その柵の内側は歩いて、柵の外側からは足を止めてじっくり見てもいいようになってました。初期の頃から時間を追って、だんだん叫びっぽく絵が変わっていくのもわかります。また、晩年に至る、私たちがよく知らないムンクも興味深いものでした。

ものすごく見ごたえのある展覧会で、展示数も多いし、集中力を使わせられるし、ぐったり疲れたけど充実感を感じながら、夕方美術館を出ました。でもね、とても面白かったけど、私はムンクはそれほど好きじゃないんだということが分かった展覧会でもありました。見る前は好きだろうなと思っていたのですが…。

 

 上野の駅のガード下でお蕎麦を食べて帰りました。立ち食いいそばじゃないですよ、十割蕎麦のお店。これが美味しかった、穴場です。串天ぷらとかから揚げとか、おつまみも充実していて、出し巻き卵は超美味。おそばは、十割とは思えないなめらかさ。蕎麦屋竹若という店、アトレの中にあります。上野に行ったら寄ってみてください。

 

  今年の締めに当たっては、コーヒーのことも書いておきましょう。

 

2018年、炎の雫は松屋式ドリップの店を宣言しました!!フジロイヤルの業務用珈琲ミルR-440を手に入れたことで、松屋式には欠かせないコーヒー豆の超粗挽きができるようになり、満を持して松屋式を掲げました。

 

松屋式、ほんとにおいしいですよ、このすっきり感は、松屋式ならではです。ドリップダラーも活躍中です。

 

 夏からコーヒー麻袋のバッグ作りもやりました。30㎏の袋が何枚かたまったので、使わなくちゃと思いバッグにしようと。これが結構大変。コーヒーの袋って、汚れてるし、けばけばだし、下処理をしないと使えたもんじゃない。いろいろ調べて、まずは洗濯機で洗って干してみたけど、それじゃダメ、スプレー糊をかけたら今度はベタベタ、結局水で薄めたボンドを塗って、天日で乾かす。かなりの労力と時間がかかりました。それを裁断してミシンで縫う。でも分厚いところはミシンじゃ無理で、手で縫いました、ふ~~。でもおかげさまで、上映会に来てくれた方に売れましたよ。今は在庫3つです。ご希望の方はお早めに。

 

ちなみに、最近うちの夫は、「東チモール産有機コーヒー」という文字が入ったショルダーバッグを愛用しています。

 

 

ミシンと言えば、秋から大活躍でした。例のごはんの会のメンバーが秋にやったスタンプ遊びを手提げ袋にしてクリスマスプレゼントにしようなんて思い立っちゃたので、20個近くバッグを作りました。数があると、パーツごとに作っていったりして、ある時期はほとんど工房状態になりました。

 

勢いがついて、前にブログで書いた草間彌生風かぼちゃのバッグも作って友達にプレゼント。

我ながら、これいいかも、と思いました。ミシンの締めは、前にバッグ買ってくれた方からの発注品、もうちょっと大きくて肩にかけられるのがいいなというので、ご希望に沿って作りました。先週それをお渡ししたところ。

 

出しっぱなしだったミシンは一旦しまいました。

 

 

 今年の締めには、まだまだやらなくちゃいけないことがいろいろあります。まだ送らなくちゃいけない注文もあります。年末の大仕事、大掃除に、年賀状もあります。頑張りましょう。

 

そうそう、年末の前にクリスマスもありますね。

みなさま、楽しいクリスマスを!

 

炎の雫は、今年は12月29日(土)まで営業します。(通常通り火・水・木は定休)

 

新年は1月11月日(金)からです。

 

 

 

(2018年12月14日 佳)


新生・炎の雫

「炎の雫」新しくなりました。 東ティモールコーヒーから自家焙煎コーヒーへ。コーヒーの銘柄を増やして、カフェでも飲めるし、豆の販売でもご購入いただけるようになりました。 ラインナップに加わったのは、タンザニア・コロンビア・メキシコ・グァテマラ・エチオピアシダモの5種類。 また、焙煎...