2016年9月16日金曜日

夏から秋へ

 

気がつけば9月も半ば、秋らしくなってきました。

 

山田のかかし祭りというのがありました。

 時々コーヒーを飲みに来てくれる方たちが、「かかしコンテストに出品したのよ、何か入賞はしてるみたい」と言ってたのが7月の終わり。そのかかしが、一月以上たって、やっと太東の郵便局の隣の田んぼに展示されました。そういえば、去年も突然そこにかかしが立って、なんだろうと思っていました。去年は桃太郎だったかな。今年は盆踊り、去年よりずっと数が多い。力作です。かかしのある風景、なんかほんわかしますね。


雨が多いせいか、蛙たちが元気です。

 

夏の暑い盛りより、最近の方がよく見かけます。

 去年より遅いような気がします。毎日お風呂場にいたり、洗濯物干しの上に乗っていたり、お店の「営業中」の看板の上にいたり。昨日なんか、入り口のウッドデッキ周りに10匹以上いました。雨がざんざん振っている時は、なぜか静かで、小降りになったり、止んだかなという頃に、しきりに鳴き始めます。

小さな体のくせに、声は大きい。

 時々、家の中にも入ってきて、ぴょんと飛んでます。


お米の刈り取りもほぼ終わりました。台風でずいぶん倒れてしまって、早めに刈り取っちゃったところもあるようだし、ダメになってしまったのもあるかもしれません。今は機械でガーッと刈って処理しているのかな。そう思っていたところ、珍しい光景を見かけました。刈った稲を束ねて干してる!そういえば、稲って干すんだったっけ。実際に間近で見たのは初めてなのに、何か懐かしい風景のように思うのは何故でしょう。


台風と言えば、この夏は台風の洗礼を受けました。

 

8月半ばから、毎週のように台風。中でも、8月22日の台風9号は凄かった。館山に上陸し、北上、一日中強い風と雨が続きました。その前の週の台風が大したことなかったので、始めはのんきにしていたのですが、どんどん風雨が強くなり不気味、避難準備情報も出て不安になりました。ようやく雨が弱まり、ちょうど生協さんの配達が来て、出てみると、玄関先に植木鉢みたいなのが落ちてる、何これ?と見上げると、屋根の瓦がずずっとずれて一部落っこちていたのでした。ルーターに水がかかって、電話やネットが通じなくなるし、庭に置いてあった収納ボックスが飛んで中身は散乱、本体はどこに行ったか分からないし、いろいろ大変でした。


お祭りもありました。

9月13日、上総十二社祭り。

上総一ノ宮の玉前神社を中心として、周辺各神社のお神輿が一堂に会し、海岸を駆け抜けるというお祭り。神馬も海岸を描けるというので、それを見に行こうと思っていたのだけれど、あいにくの雨で断念。

でも、自治会の当番で、夜に駅に帰ってくるお神輿の接待だったので、それには参加。すると、思いがけず、盛況なお神輿が帰ってきました。白装束の男たち、若者、子供を含めて50人くらいいたかな。飲み物とから揚げ配って、ゴミを集めただけだけど、なんだか高揚しました。

これは前日の朝、神社で出番を待つお神輿です。


 家の玄関の脇に、突然赤い曼珠沙華が咲きました。去年はこんなのなかったのに、不思議です。

 

曼珠沙華、別名彼岸花、死人花とも幽霊花とも呼ばれる。お彼岸、つまりあの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花。百恵ちゃんの歌では、「まんじゅしゃげ」じゃなくて「まんじゅしゃか」だったっけ。サンスクリット語で天界に咲く花という意味だそうです。

 この花の不思議さは、生長過程が変なこと。秋雨の頃芽を出し、1日に10センチも伸び、あっという間に50㎝くらいになって真っ赤な花を咲かせる。1週間もすると、花も茎も枯れ、球根から今度は葉っぱが伸びてくる。冬から春の間も葉っぱは繁ったまま、夏に葉を枯らして休眠、秋雨の頃目覚めるというサイクル。私も初めて知りました。普通の植物と違いますよね。花のある時期に葉がなく、葉のある時期に花がないから「葉見ず花見ず」とも呼ばれるとか。他にも「狐の松明」とか「剃刀花」とか、妖しい呼び名がいろいろあるそうです。

 妖しいなあ、この花、ホントにこの世とあの世をつなぐような気がします。

(9月16日 佳)

新生・炎の雫

「炎の雫」新しくなりました。 東ティモールコーヒーから自家焙煎コーヒーへ。コーヒーの銘柄を増やして、カフェでも飲めるし、豆の販売でもご購入いただけるようになりました。 ラインナップに加わったのは、タンザニア・コロンビア・メキシコ・グァテマラ・エチオピアシダモの5種類。 また、焙煎...