2013年10月15日火曜日

映画上映会と「田中佑芽・作品展」

炎の雫、1年経ちました。短かったような、長かったような、いろいろあった1年でした。
試行錯誤の1年でもありました。そうして、今、初心に帰ろうと思います。そもそも、炎の雫は、発信する場でありたい、いろんな表現活動をやろうとしている人たちを応援する場でありたいとの思いをもってスタートしました。それを実践するのは、なかなか難しいと身をもって知りました。でも、やっぱり、そうありたいと、夫と二人で確認し、気持ちを新たに続けていこうと思います。どうぞ、今後共よろしくお願いします。
というわけで、1年を機に、イベント企画の幅を広げていこうと思います。

第1弾として、映画上映会を行います。きっかけは、私の職場・児童館の関係で、この映画を見たことにありました。「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」というドキュメンタリー映画の上映会と監督とのトークの企画に参加、考えさせられることがたくさんありました。監督が、「自分は障害のある人といろんな関わりを持ってきたのに、震災の時、彼らのことなど思い出しもしなかった。そういえば障害のある人たちはどうしていたのだろうと思ったのは、ずいぶんたってからでした。」と言いました。多くの人がそうでしょう。そんな中で、あの時から何が起きていて、どう続いているのか、まずはそれを知ることが必要なのではないか、という思いを強く持ちました。炎の雫でも上映会ができないかな、そういえば、家の息子が働いているライブハウス『36°5』にDVDの映写機があったことを思い出し、マスターのノブさんに相談すると、快く貸してくれることになり、上映会が実現することになりました。11月に、曜日をバラバラにして4回やります。ひとりでも多くの方に見て欲しい、そしてそれぞれに考えて欲しいと思っています。どうぞ足を運んでください。
それと並行して、ギャラリーでの展示の話も進めていました。展示は、今まで、「スワヒロミ・影絵人形展」と「陸前高田海の写真展(小野文広浩)」をやっています。ずっと展示の企画も探しているのですが、なかなかなくて…。そんな時、夫が何回か歌いに行っている滋賀の太子ホールをやっている方のお嬢さんの作品を、夫のフェイスブックで目にしました。絵と言葉、なんだかあったかい感じでいいなと思いました。それが田中佑芽さんです。ゆめさんは、障害者作業施設に在籍し、工房のアトリエで作品を制作しています。聞けば、時々展覧会をやったりしているとか、それなら炎の雫で展示してくれないか聞いてみようということになり、ご本人も喜んでくれて、話が決まりました。どうせなら、映画上映と同時期に、来てくださった方に見て欲しいと思い、10月31日から4週間、11月26日までとなりました。(ちなみに10月31日は、1周年記念の水野たかしのライブです)ポストカードの販売も行う予定ですので、お楽しみに。
そんなこんなでこれからの炎の雫、皆様に何かを発信し続けていけるように、頑張りたいと思います。
よろしくお願いします。(佳)

2013年10月11日金曜日

忙しい秋

この秋は、なんだか忙しい日々を過ごしています。
10月は炎の雫1周年ということで、ライブを増やしました。101ヶ月に4本やりました。
長い付き合いのミュージシャンのライブが2本。都会的でおしゃれなライブを見せてくれた「神楽亭」、土着的な匂いと和の雰囲気で日本人のDNAを感じさせる「KALAS」、図らずも対照的なライブでした。それに家の長男・水野裕志のレコ発ライブ。今回のCD は水野たかしがプロデュース、かなりの部分を定休日の炎の雫で録音しました。この日は、ジャケットの絵の原画も展示し、ワンプレートの軽食付きで、いつもよりぐっと若いお客さん達で新鮮でした。10月最終日は水野たかしのソロ、弾き語りの後、自身のバンド(水野たかしカンパニー)のギター・小幡君とドラム・きんちゃん(この日はパーカッションで)、そして1周年だからと駆けつけてくれたやなぎさんがフィドルで加わり、和やかな楽しいライブでした。アコースティックな楽器と生の歌声、私は大好きです。
 一方久しぶりの展示の企画も。水野のライブの日から、「田中佑芽作品展」が開始。この作品展について、1か月ちょっと前からメールでお父様とやり取りし、チラシを作ったり準備を進めてきました。作品が届いたとき、夫と二人で箱を開け、一つ一つ作品を見ながら「これいいね」「これかわい」「こっちはおもしろい」「そうだよね」と盛り上がってしまいました。どれも味のある、楽しい作品ばかり、これはできるだけたくさんの人に見てほしいと、心から思いました。さらにドキュメンタリー映画の上映会も企画、これは11月に4回設定、都合がつかないけれど見たい!という人のリクエストにこたえて、さらに1回追加して5回にしました。こちらの準備も、監督とのやり取りやチラシ作りに宣伝活動、なんだかとっても忙しい。映画もぜひいろんな人に見て考えてほしい、両方のチラシを添付して友達にメールしたり、近隣のお店に貼ってもらったり、中通り商店会の会長のところにも持って行っちゃいました。10月末には高円寺フェスもあり、夫はライブをしに行ったり、高円寺フェスだからお菓子も作ろうとタルトタタン(りんごのタルト)を作ったりもしたものだからさらに忙しかった気がします。
そして11月になって、忙しさはまだ続いています。
佑芽さんの作品展は好評で、見てくださった方がそれぞれにあったかい気持ちになってくださっています。ポストカードも少しずつ売れています。ノートに感想や思いを綴っていただき、会期が終了し作品をお返しするときにゆめさんに送るつもりです。これからいらっしゃる方も、ぜひ一言書いてください。まだ見ていない方、こんな素敵な作品なかなか見られないですよ、ぜひ見に来てね。
映画の方は、と言うと、一昨日、昨日と2回上映会をやったところです。幡ヶ谷36°5のマスターのぶさんが映写機とスクリーンをバイクで持ってきてくれました。ライブの時とは反対に、入口側にスクリーンを設置、これがマイクスタンドをのばしてそれに引っかけるというやり方。でも結構ちゃんとした上映会になりました。内容について語るのは止めましょう。東日本大震災で被災した障害者とその支援をした人たちが、その時どうしたのか、今どうしているのか、映画を見て知り、感じ、考えてください。昨日見てくれた方は「今日来て良かった」と言って帰られました。 1回追加したのであと3回上映会があります。1人でも多くの方の参加をお待ちしています。

 1114日(木)には「やなぎソロライブ」もあります。やなぎさんは岩手県在住、震災後折に触れて被災地のことを語り、唄ってきました。今は、被災地の人から聞いた話を歌にして全国各地で歌っています。こちらもぜひ一度聞いてみてほしいライブです。

まだまだ忙しさが続く11月になりそうです。
(佳)

KALASwith水野たかし水野たかし・おばた・金ちゃん・やなぎ神楽亭
水野裕志田中佑芽作品展

新生・炎の雫

「炎の雫」新しくなりました。 東ティモールコーヒーから自家焙煎コーヒーへ。コーヒーの銘柄を増やして、カフェでも飲めるし、豆の販売でもご購入いただけるようになりました。 ラインナップに加わったのは、タンザニア・コロンビア・メキシコ・グァテマラ・エチオピアシダモの5種類。 また、焙煎...