2015年11月5日木曜日

きんつば

 椎木商店街に「きんつばや」というお店がある。

かさやという小さなスーパー&大盛りの食堂の並び。

私たちが太東に引っ越した頃は、きんつば屋さんだった。実は甘いもの好きのうちの夫が、きんつばを好きで、一早く反応した。その時は、「じゃ、今度買ってみようね」と通り過ぎたのだが、その後、通る度に見ても、お店が開いていない。いつやっているんだろうと思っていたら、夏になって、かき氷屋さんになってしまった。「きんつばはないんですか?」「夏は氷だけなんだよ」、残念、ま、秋の楽しみにと思っていた。

 

そして、昨日、郵便局に行った帰りに、かさやさんでお刺身でも買おうと行ったら、きんつばやさんがやっている。やった!おやつに買って帰ろう。営業中の札の横に、『つぶあん・しろあん・クリーム』とある。あれ、なんか変、見るとたいやきの型みたいな丸い型があって、うん?と思いながら、「じゃつぶあん2つ下さい」。出てきたのは、丸くて茶色い今川焼だった。え~きんつばじゃない!これ今川焼でしょと思いながら、家に帰った。

 

夫に、「ついにきんつば買ってきたよ、でもね、ちょっと詐欺かも…」「これ今川焼じゃない」「そうだよね。でもこれきんつばって売ってたよ」なんて会話しながら、まずは食べちゃった。普通に美味しかった。さて、それから、きんつばについて検索。今は何でもすぐ調べられて便利ですね。すると、衝撃の事実が判明したのだ。きんつばというのは、あんを丸くして、衣をつけて焼いたもの。ただし、新潟県や千葉県の一部では、今川焼(大判焼き)のことをきんつばと言うとある。ここは千葉県、そうか、これきんつばで正しいんだ。びっくりです。詐欺なんて思ってごめんなさい。

 

ちなみに、私たちが思っていたきんつばは、四角くて、薄い衣を付けて六方を焼いてあるあんこのお菓子。夫は大阪、私は東京育ちだが、二人ともきんつばは四角いと思っていた。これは、角きんつばというらしい。もとともは、刀の鍔の丸い形を模し、ぎんつばと呼ばれていたものが、銀より金の方がいいということで、きんつばになったという。だから、丸いのが正しいわけで、これにもびっくり。知らないことってたくさんある。

 

ちなみに、この日は、かさやさんで、鯵のたたき298円とまぐろのたたき298円とお豆腐を買って、

残っていたレンコンの煮物の残りとキュウリとトマトで、豪華な夕食となった。かさやさんのお刺身は、いつも新鮮でおいしくて、その上安くて、大助かりの大満足。外房に越してきて、食生活は、東京の時よりずっと豊かになった水野家です。 (11月5日 佳)


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