蒸し暑い日が続きます。
雨が多く、曇りでもじとっとしている日ばかりの7月だったように感じます。
このところ、コーヒーゼリーをよく作ります。喉ごしがよくってツルっと入っていく感触が心地よい、夏のスイーツです。
実は、最近はゼリー(ゼラチン)ではなくアガーを使っています。
アガーってご存じですか?アガーは寒天由来なので植物性、だけど寒天とは全然違う感触、動物性由来のゼラチンともちょっと違う、不思議なものです。アガーの利点は、何といっても暑くても溶けないこと、ゼラチンで固めると、冷蔵庫から出すとだんだん溶けていくけれど、それがない。寒天由来なので固まるのも速い。冷蔵庫に入れてしばらく置いても痩せていかない。逆に弱点は煮ないと固まらないこと。寒天と同じように、火にかけて1~2分沸騰させないと固まりません。ゼリーだと湿らせといてレンジでチンでもできますが、この湿らせておくのが結構うまくいかなくて、固まりができちゃったりすると濾さなくちゃならい。それに比べると、煮溶かすから完全に溶けます。
でも何といっても食感が好きです。ホントにゼリーでも寒天でもないプルプル感。いい感じの美味しさです。深煎りのコーヒーで作ったり、軽めのコーヒーで作ったり、いろいろやってます。
東京でライブハウスの店長をやっている息子が、コーヒーゼリーのレシピを教えてと言ってきたので、アガーで作るレシピを教えたところ、お店で大好評だそうです。アガーを見かけたら作ってみてください。果物のジュースやココアゼリーもいいですよ。私もコーヒーゼリーに飽きるとほかのもの固めてます。
レシピ(4~5個分)
コーヒー液450㏄にアガー8gとお砂糖45g。
アガーとお砂糖を混ぜておいてからコーヒーを入れて火にかけて煮立たせる。お好みでコーヒー用のクリームを添えて。
今度はアイスコーヒーの話。
最近私は、朝はアイスコーヒーかアイスオーレを飲むことが多いです。特にお散歩の後とかはどうしてもごくごく飲めるものになっちゃいます。夫は毎朝必ず熱いコーヒーを淹れて飲んでますが…。
炎の雫のアイスコーヒーは、水出しコーヒー2種と松屋式で淹れたコーヒーを冷やしたものと、その時々で。
水出しの1つは、細かく挽いた粉を紙のパックに入れて水に浮かせて一晩おいたもの(これは夏場は販売もしています、450~500cc用35gのパックが3つで550円です)、ストレートで飲むのにピッタリなすっきりした飲み口になります。水の量や抽出時間はお好みで、お店では倍の量で時間は12~15時間くらい置いています。
もう一つの水出しは、Iwakiの水出しコーヒー用ウオータードリップコーサーバーを使ったもの。こちらは、40gの粉に450㏄の水でゆっくり3時間くらいかけて点滴のように抽出します。先ほどの水出しパックよりもずーっと濃厚なシロップやミルクにも負けないアイスコーヒーが出来上がります。
最後に、炎の雫のコーヒーの基本である松屋式。松屋式ドリップで淹れたコーヒーを、お湯ではなく冷水で濃い目に薄めます。アイスコーヒー用の配合は試行錯誤しつつ決めました。松屋式のクリアさが味わえるきれいなコーヒーです。
使っている豆は、東ティモールのフレンチ(深煎り)が中心ですが、フルシティ(中深煎り)や他の豆(ブラジルとかコロンビアとか)を混ぜたり、その時々で違います。どんなアイスコーヒーに出会えるか、楽しんでいただければと思います。
先日、茂原のアスモ劇場で、水野たかしは久しぶりのライブをやってきました。
客席は舞台とは離れているし、一つ置きに座れないようにしてあり、消毒も設置されていて、出演者が変わるたびにマイクも変えてと、感染防止の対策を取りつつのライブでした。空間的に余裕のあるアスモだからできること、小さなお店ではなかなかライブも難しいかなと思ってしまいました。
本納のスタジオクローブでのノンボーダージャム、毎月やっていましたが、4か月ぶりに再開。こちらは、ステージと客席の間にビニールシートを貼り、同時配信をしつつのライブという対策をとっていたとのこと。皆さんいろいろ工夫しつつ必死に頑張っています。
炎の雫では、2月の末のやなぎ&水野のライブ以来、イベントはやっていません。上映会もライブもしばらくはできなさそう。いつになったらできるのか、先の見通しは立ちません。
一時落ち着いたかに見えたコロナですが、7月になってだんだん増えて大変になりつつあります。
先日お店に来た知人は、2年くらいはダメじゃないかと言っていました。長期戦になりますね、じっくり、ゆったり構えていきましょう。
皆様、体調にお気をつけて、こんな中でも楽しく過ごせますように。(2020年7月29日 佳)