4月に強風で倒れて落ちたフェンスをどうしようと、いろいろ考えた結果、自分たちで作ることにしました。
ついでに、塀のブロックの汚くなってるところも塗ろうか、という気になり、それもやっちゃうことにします。
赤っぽいレンガのうち、黒くなっているところを薄いピンクで塗ります。 これは結構やりにくい。 ペンキ屋さんというよりは、左官屋さんの気分。 ま、適当でいいか、とどんどん塗りました。 塗ってみたら、今度は、ここに絵を描いちゃおうかなと思ってしまい、また例の炎の雫マークをアトランダムに散らしてみました。 私が塀に絵を描いていると、通り過ぎるご近所の方達が、いろいろ声をかけていきます。 みんな変な人だと思っているんだろうなと思いながら、私は「遊んでいるんですよ」と答えます。 それにしても、自分の家っていいですね、何をしてもいいんだから。 本当に楽しめます。
フェンスが落ちたからこそ、再びこんな楽しい思いができたのかと思うと、災い転じて福となすとも、言えますね。
さて、看板作り。
さりげないシンプルな物をと考えました。 結局木の小さな看板にすることにしました。 ちょっと可愛くおうちの形にして、そこに何かの告知を貼っても雨の時に少しは濡れないように屋根を付けて、できれば道標みたいに立てたいと、いろいろ私が注文を出し、え~と言いながら夫が作ってくれました。
私はそこに絵を描きました。飛び散った水と炎をイメージした炎の雫のトレードマークを、ここでは丁寧に描き、それからレコードと本とギターと… 炎の雫を表すものたちを描きました。
すっごく楽しかった!! 板を棒に取り付け、フェンスの穴に埋め込み、ニスを塗って夫が仕上げました。
ところで、その前の週のお話を少し。
翌22日はカンタ! フェスタ。 映画「カンタ!ティモール」を愛する人たちの集まりです。 実行委員長は、映画にも登場している南風島渉さん。 広田監督のパートナーであり、映画の監修でもある小向サダムさん、映画のサウンドデザインを担当した元ソウルフラワーの河村博司さんを始め、映画のゆかりの人たちが集います。 ライブに始まり、監督の広田奈津子さんのお話。 映画に出てくる彼女は25歳ですが、今や一児の母。 今の日本の政府にもショックを受けるけれど、それを許している人々にもショックを受けると話す彼女の繊細さに、この感受性こそがカンタ! ティモールを作り上げたのだと実感しました。 ティモールの古老のカーペットの話をする彼女の落ち着いたやさしい語り口は心に響きます。 「自然から奪って回すものは、自ら終わっていく。カーペットは滑り落ちる。」
また東ティモールで環境保全の取り組みや教育など、さまざまなことに関わり指導的立場にいるエゴ・レモスと広田監督のトークでは、考えさせられることがたくさんありました。 休憩をはさんで、エゴ・レモスとミュージシャンたちのライブ。 エゴへのプレゼントとして、映画のテーマ曲でもある「星降る島」の大合唱もありました。 最後は、会場にいる人みんなが輪になって踊りました。 テぺかな。 昨日の上智大学でもそうだったけど、知らない人同士が手を取って踊る、みんな笑顔、こんなこと、めったにない。 なんと楽しいのでしょう。 盛り上がりました!
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