2019年12月23日月曜日

12月は上映会&ライブ2つ

12月7日、島根県邑智郡川本町という人口3000人の小さな町で、「カンタ!ティモール」の上映会とミニコンサートをやりました。

主催者の神吉絵さんは3年ほど前に家族で川本町に移住、この春デザイン事務所を起ち上げました。彼が東京に住んでいたころ、息子を通して知り合いました。私は彼の大ファンになり、ライブを聞きに行ったり、高円寺の店でライブやってもらったり、水野たかしとツアーに行ったり、長い関わりです。炎の雫の看板やロゴマークのデザインをしてくれた人でもあり、今回の水野のアルバム「Sprit」のCDデザインもやってくれました。

彼には保育園に通う4歳の娘さんがいて、そのお友達のお父さんやお母さんも上映会に来てくれて、神吉さんの奥様が、子ども部屋で5人の子供たちを遊ばせてくれて、初の保育付き上映会となりました。

ライブの後、私がちょっと話し、休憩後ミニコンサートとの流れでした。休憩中には、CDや本、コーヒー、ハーブティーを買ってくださる方がたくさん。募金してくださる方も多数。ライブ終了後も話しかけてくださる方が何人もいて、こんなにいい上映会ができるなんて思ってもいませんでした。

 

その中で、青年海外協力隊で自分はアフリカに行っていて、友達が東ティモールに行っているという若いお母さんがいました。友達がどんなところで活動しているのか、知ることができて本当によかったと言っていました。また、カンタティモールを見たくて松江から2時間半かけて車で来たという若い男性がいました。彼はカンボジアで学校を建てた経験があり、今松江で塾をやっている、その塾は点数を上げるための塾ではなく、その子がどうやって生きていきたいか、そのために必要な手助けをする塾だそうです。彼の関わっている高校生たちにぜひこの映画を見せたい、松江で上映会をやりたいと言ってくれました。
 
今回の上映会にスタッフとして関わって下さった初老の男性も魅力的な方でした。もと役場にお勤めで、定年後は移住者の支援の仕事をしていて、瑞穂アジア塾という団体の活動にも参加している、彼とはアフガンで亡くなった中村哲さんのことなども含めて多彩な話をすることができました。
夫のライブ後に、「なんて素敵なご夫婦」と言ってくださったおばあさんもいました。
本当に素敵な上映会でした。

翌日、隣町の小さなカフェで、“水野たかしとカンキカイ"というライブを企画してくれました。

お寺の隣にあり、ウッドベースやピアノもあってとてもいい雰囲気、マスターはお寺の住職で、かなり個性的な方。初対面なのに話が盛り上がりました。CDジャケットの絵をすごくいい!と言ってくださったのも嬉しかったです。

ライブについて、多くは語りますまい、久しぶりに聞いたカンキカイの歌に心が震えました。

せっかく島根に行ったのだから、出雲大社に行かなくちゃ、と出雲大社に行きました。イズモタイシャではなくて、イズモオオヤシロだそう。お昼ごろに出雲大社前駅に着いて、ならばお昼は出雲そば。これがめちゃくちゃおいしかった!お蕎麦の追加してしまいました。

神有月の後の出雲大社の静謐、魅力的な大きな木々たち、何とも現代的なオブジェが境内にいろいろ、それらは妙にマッチしていて違和感が全然ない。不思議な感じです。パワースポットと呼ばれるところも多々あるらしく、小さな社の後の岩を触ったり、木の根っこを触ったりしている人も、真似して触ってきちゃいました。

夕方までのんびりと出雲大社を満喫しました。

 

出雲で一泊して、特急やくもで倉敷に向かいました。この際だからぜひ行きたい、もう一つは大原美術館。

ずーっと行きたいと思っていて、なかなか行けなくて、念願でした。

倉敷にもお昼ごろついて、今日のお昼は倉敷ラーメン。煮干し出汁のラーメン、美味しかった!!そういえば、高円寺でも時々太陽の煮干しラーメン食べたな、好きだったなあ、と思い出しました。

倉敷の美観地区、ただの観光地?と思っていたけど、とんでもなくステキなところでした。また行こうと思う場所になりました。そして大原美術館、こちらも多くは語りませんが、素晴らしかったです!!

大原美術館は本館と分館と工芸・東洋館があって、それぞれ1回ずつ入場できる(チケットは当日のみ有効ではない)ので、この日の午後と翌日の午前中に分けて鑑賞してきました。いいシステムですよね。行ったことのない方は、ぜひ一度お出かけください。

お土産にきび団子、大好きな絵本作家・五味太郎さんのパッケージです、思わず買っちゃいました。

さて、一昨日12月21日は、鴨川での上映会&ライブ。
 
先日の豪雨で浸水の被害を受けた店舗を使っての上映会でした。すぐ近くにある川が溢れ、山の方からも水が流れ落ちて来て、大人の背丈以上の水が入ってしまったとそうです。水野のCDにマンドリンで参加してくれた上田さんが鴨川在住で、そこのオーナーと親しく、片づけなども手伝ったそうです。当時はケーキ屋さんだったのですが、オーブンなどの道具も全部流されてしまって、当面はお店をやるつもりはないとのことで、オーナーがフリースペースとして無料で活用してくださいと言ってくれて、今回の上映会とライブ開催になりました。
オーナーご夫妻、ボランティアで片づけを手伝った方、近くの海岸の保全活動に関わっている方などが参加してくれました。上映後の話の中で、いつものように、アレックスの募金を呼び掛けて、アレックスの2番目のお嬢さんが医学を志している話などしたところ、オーナーがちょうど中学3年の娘さんがいて他人事とは思えないと言って募金してくださいました。(彼は4年前にカンタティモールを見ているそうです。)他の方も、コーヒーのお釣りを入れてくれたり、お財布の小銭を入れてくれたりしました。ライブもやらせていただいて2部構成だったので、終了後に炎の雫の時のようにゆっくり話をする暇がなくて残念でした。

これで今年の予定はすべて終わりました。2019年、特に後半は忙しかったけど、いろんなところに行って、たくさんの出会いがあって、CD もできたし、コーラスと手話もずいぶんやらせてもらったし、上映会もやって、コーヒーもたくさんご注文いただいたし、東ティモールのコーヒーを知ってもらうことにも少しは寄与できたかなと思います。

充実した年でした。ありがとうございました!

 

炎の雫、カフェは年内12月29日(日)まで、新年は1月10日(金)から営業します。

(2019年12月23日 佳)

新生・炎の雫

「炎の雫」新しくなりました。 東ティモールコーヒーから自家焙煎コーヒーへ。コーヒーの銘柄を増やして、カフェでも飲めるし、豆の販売でもご購入いただけるようになりました。 ラインナップに加わったのは、タンザニア・コロンビア・メキシコ・グァテマラ・エチオピアシダモの5種類。 また、焙煎...