2017年11月11日土曜日

「カンタ!ティモール」上映会&南風島渉さんのトーク

 10月29日、台風の接近の中、上映会を行いました。一時は中止も考えましたが、お客様も来てくださり、トークを予定していた南風島さんは、バイクをあきらめて、電車で来てくださって、興味深いお話を聞くことができました。以下に、その内容を記します。

 

南風島さんと東ティモールとの関わり

1993年、通信社に勤めていた時、休暇で行ったのが始まり。当時、あまり知られていなかった東ティモールで、あわよくばスクープをものにしてやろうという下心があった。ところが、周りは監視だらけでちっとも取材できない。やっぱり自分のような若造には無理だったと思ったが、現地の地下活動家の若者たちと接触でき、今度いつ来るのかと熱い視線を向けられて、じゃもう一度来ると約束してしまい、それ以来の関わり。何度か通ううちに、休暇を利用してでは到底思うような取材はできないと思い、通信社を退職して、取材を続けた。

 

「カンタ!ティモール」との関わり

2002年の独立記念のお祝いの時、初めて、この映画の監督・広田奈津子さんと出会った。彼女は、独立記念のお祝いに、ぜひ日本のバンドを参加させたいと、外務省や国連関係機関に掛け合って、ソウルフラワー・モノノケサミットというバンドを連れて行った(この映画のエンドロールはソウルフラワー・ユニオンの「星降る島」)。その後何年かして、映画を作りたいと連絡があった。君たちが感動した音楽や自然を縦糸にし、東ティモールの歴史を横糸にしたらどうかとアドバイス。8年かけて、何度もやり取りして、映画は出来上がった。彼女の粘り強さには驚嘆した。一旦映画館での公開がほぼ決まった後に、広田さんから電話があった。自主上映にしたいという話だった。大金を投じて宣伝することへの疑念を語り、もっと人と人が繋がっていくような形での上映にしたいと訴えた。「映画とともに日本全国をドサ回りすることも辞さない」という決意に熱いものを感じ、それ以来彼女をサポートしている。

自主上映での公開直前に、東日本大震災があった。震災によって、人々の価値観が揺らぎ、「カンタ!ティモール」に描かれている世界が注目を集め、これほど多くの人が見てくれるることになったとも言える。公開までに何年もかかったが、時期を待っていたかのようでもある。

 

ティモールのゲリラと人々

町中のすぐ近くにゲリラのキャンプがあったりする。一般の、ごく普通の人たちが、ゲリラを支えている。食べ物を持ってきてくれたり、情報を持ってきてくれたり。例えば、小学生ぐらいの男の子が、パンツのゴムを通す穴の中にメモを丸めて入れてきたり。南風島さんがゲリラキャンプに居るとき、コーヒーが好きだと聞くと、毎朝ポットにコーヒーを入れてきてくれて、夕方ポットを取りに来るということもあった。

 

ティモールの人は、憎しみや怒りはないという、それは本当?

怒りはないと言いつつも、怒りを感じなかったわけじゃない。怒りの感情をコントロールする術を知っている、あるいは、怒りはないと自分に言い聞かせているのかな。怒りを持ち続けることがもたらすもの、自分や周りへの影響、それが望ましくない未来へつながっていくことを、彼らは本能的に理解している。独立はより良い未来につながるものであり、より良い未来を子供たちに手渡すために、怒りや憎しみといった負の連鎖を断ち切るために、必死で闘っているのだと思う。聖人でも仙人でもない普通の人々が、より良い未来のために努力している姿こそが、尊く美しいのではないか、翻って私たちはどうすればそこに行けるのか、そんなことを考えさせられるから、カンタ!ティモールは多くの人の共感を得ているのではないかと思う。


宗教とルリック

東ティモールでは、90%がカトリック。教会にも通う敬虔なクリスチャンである。ティモールの教会は、バチカン直轄なので、当初教会は攻撃されないと考えられ、多くの人がカトリックに改宗した。(後に教会も攻撃を受けることとなるが…)その一方、アニミズム的な傾向は根強く、ルリック信仰がある。紛争当時、人々はルリックの力を必要とし、シャーマン(ルリックの守り人)にお守りのようなものを授けてもらって身に着けていた。中身は、木の皮とか石ころとか、自然のものらしい。でも持っていると言うと効力がなくなると考えられていて、「ルリックはみんな持ってるよ、俺はたまたま持っていないけどね」と誰もが言う。独立して、ほとんどの人がルリックをシャーマンに返したと聞いている。

 

ティモールの今

首都ディリは発展している。ショッピングモールもできた。一方、都市部以外では、昔ながらの自給自足に近い生活、現金収入はあまりない。所得格差が広がっている。独立闘争に参加した人たちは、、活動していたことが証明できれば、かなりの額の年金が貰える。そのため、放棄された農地が増えてしまった。農業や漁業以外に産業と呼べるものはなく、就労機会は圧倒的に不足している。映画にも登場するジョピト神父は昔ながらのやり方を続けることを呼びかけ、機械を導入して近代的な農業を発展させようという動きを止めた。

 

最後に

東ティモールは、油田から得られる収入に頼っているが、その資源は数十年で枯渇すると言われている。その他の産業と言ったら、コーヒーぐらい。そんな状況だ。

「カンタ!ティモール」は、東ティモールの一番美しい時を切り取った映画だと感じている。

 

この後、打ち上げで、更にいろいろなお話を聞くことができました。その内容について、またの機会に。

 

また、私が初めてこの映画を見た時に書いたブログをくっつけておきます。興味のある方は読んでください。

 

3年半前、ブログは「ぜひ見てください!」で締めくくられています。そして、今でもそう思います。カンタ!ティモール、ぜひ見てください!!

(2017年11月1日 佳  上映会は随時開催します。ご連絡ください。 )

 

 

2014年のブログ

「カンタ!ティモール」

 

東ティモールのことなんて、ほとんど何も知らなかった、この映画を見るまでは。

 

東ティモールってどこ?何かで耳にしたことがあるような、ニュースだったかしら、それとも旅番組だったかしら、そんな程度。のどかな南の楽園?とんでもない!

 

この映画を見て、私はその苦難の歴史と、それに対して長い戦いを闘い抜いたやさしく雄々しい人々のことを初めて知った。そしてそんな自分を深く恥じた。

 

「カンタ!ティモール」は、ある日本人女性がティモールで耳にした歌から始まる旅である。それは若くして独立運動に身を投じた若者が歌う歌。その歌をたずねながら、それは同時に東ティモールの苦しく悲しい歴史をたどる旅となっていく。

 

1975年インドネシアの侵攻によってポルトガル領だった東ティモールは制圧された。国連はそれを占領とみなし非難したが、日本もアメリカ・ヨーロッパも、インドネシアとの関係を重視し、黙認。ティモールの人たちは独立を掲げてインドネシア軍と激しい闘いを長い年月に亘って続づけることになる。その中で、20万人もの人が虐殺されたというサンタクルス事件があり、国連の監督下で行われた住民投票で独立が決まった後のインドネシア軍による破壊と殺戮があり、多くの命が失われていく。

 

この映画に出てくる人たちは、みな家族や友人を、大切な人を失いながら生き延びてきた人たちである。

けれど、彼らは言う、「悲しいけれど、怒っていない」と。彼らは、悲しんでも人を憎まないことを選んだ人々。なんとやさしく、なんと強いのだろう。彼らは軍の兵士を捕えても、決して傷つけず、ただひたすら話をして帰したという、それが長い戦いの間に、密かにティモール独立の支持者を広げることにつながっていった。そんな戦い方を知って、私は強い衝撃を受けた。そして映画の中に出てくる日本、彼らの「日本には何も望んでいない。ただインドネシア軍を支援するのはやめてくれ」という言葉、ODAの名目のもとに殺戮を繰り返す軍の援助をしている現実、まったく知らずにいた私は、本当に恥ずかしいと思った。

 

そんな現実の中だが、ティモールには人々の笑顔があふれている。ルリックと呼ばれる精霊がここかしこに現れ、人々とともにあり、時には導く。誰もがその聖性を信じ、大切にしている。美しい緑の大地には歌声が響く。ギターを持った若者を取り囲み歌う子供たち。子供たちの瞳のなんと美しいことか。その目、その笑顔は、まっすぐに希望へと続いている。いつしか思いは、わが日本へ向かう。かつてはこの日本にもあったはずのもの、さて今はどこへ行ってしまったのか、取り戻せるだろうか、まだ間に合うかもしれない。ティモールの人々には、そんな微かな望みすら抱かせてくれる力があり、この映画にはそのためのヒントがたくさん詰まっている。

 

「カンタ!ティモール」を見て、ある人が言った、元気の出る映画だよ。

「カンタ!ティモール」 勇気をもらえる映画だと、私は思う。 ぜひ見てください!!(2014年4月20日)


2017年10月16日月曜日

この秋、植物の不思議

 暑くなったり寒くなったり、半袖?長袖?、お昼はそうめん?それともあったかいお蕎麦にする?なんて、目まぐるしく変わるお天気に振り回されています。でも、振り回されているのは人間ばかりではないようです。

 

2度目のアジサイの花が咲いています。一度咲いて、枯れて、お化けのようになった花も葉っぱも切りました。なのに、なんだかまた葉っぱが増えてきたみたいと思っていたら、その陰に色のない花が…ほんとは花じゃなくて顎だそうですが…そのうち色がだんだん赤くなってきて、濃いピンク色になりました。一度目の花は、青紫っぽかったので、色も全然違います。梅雨ならぬ秋の長雨に濡れて、一段と色鮮やかになっています。不思議です。

 

ミニトマトは、いまだに花が咲いています。さすがに実はあまりつかなくなって、実がなってもとっても小さい。でも甘い。もともと、甘くておいしい種類で、もう何か月も採れ続けています。茎の下の方は黄色く枯れているのに、上の方は緑で元気な葉っぱと黄色い花が咲いてるなんて、不思議です。

 

さて、枝豆の季節は夏ですよね、もうとっくに終わりと思っていたら、先週、近くの畑のおじいさんのところに枝豆がありました。え~こんな時期に、と思いながら、袋いっぱいに詰め込まれた、市販の量の3~4倍はあろうかという枝豆を200円で買ってきました。もう3回食べたけど、まだあります。やっぱり、ぺったんこで実が育っていないものも混じっているけど、ぷっくりしているのはおいしい!実は、今年、おじいさんの枝豆を楽しみにしていたら、「今年はダメだぁ」ということで、ほとんど食べられなかったので、こんな時期に枝豆が食べられてうれしいです。でも、去年も一昨年も、10月に枝豆はなかったと思うので、不思議です。

 

不思議と言えば、オクラ。けっこう大きめで白っぽい地味な花が咲いて、その後、茎から生えるみたいに上向いてなるんですね。知ってる人には全然不思議じゃないと思うけど、私には不思議な光景でした。

 

去年はまったく実がならなかった柿ですが、今年は1本の木だけ、たくさん実がなりました。一昨年は3本とも実がなって、そのうちの甘いけど渋い柿を食べちゃったりしたのだけれど。まず、3本のうち1本しか実がならないのが不思議。一年置きというけど、他の2本はどうなってるの?そして、モット不思議なのは、種無しになっていること。一昨年は完全に種があったのに、今年の柿は、まったく種がありません。剥いて切って干す、スライス干し柿を作ったのですが、なん十個かやって、種は2つだったかな。勝手に種なしになるなんて、あり? 不思議です。

 

それから、松の紅葉。玄関先の松の木の葉っぱの先が茶色くなって、なんだか紅葉してるみたいできれい。なんて言ってたら、実はこれ、松くい虫にやられたみたい。専門家に相談したら、伐採したほうがいいかもと言われてしまいました。聞けば、九十九里一帯で被害が出ているとか。のんきなこと言ってる場合じゃなかった、対処しなくちゃ。

 

都会に暮らしていると、夏は夏、秋は秋、そんなふうにしか思わないけど、今年と去年とこんなに違うなんて、初めて気が付きました。当たり前だけど、同じ時なんて、二度とないのですね。

 

告知です。

 

10月29日の日曜日、「カンタ!ティモール」の上映会をやります。午後130上映開始。今回は、映画にも登場する南風島渉さんが来てくださって、上映後にお話を聞くことができます。南風島さんは、独立闘争時代のティモールで、ゲリラのキャンプを取材したりし、ティモールの歴史を見てきた方、めったに聞けないお話が聞けると思います。どうぞご参加ください。(10月16日 佳)

 


2017年9月14日木曜日

上総十二社祭り

 

昨日9月13日はここら辺のお祭りでした。

ちょうど店の定休日だったので、3度目の9月にして、初めてのお祭り体験。

 

上総十二社祭りは、千二百年の歴史のある由緒正しいお祭り。房総最古の浜降り神事と呼ばれているそう。玉崎神社の祭神玉依姫の命の一族が房総半島に上陸したゆかりの地・釣ケ崎海岸で再開す露ことに始まったとされています。一ノ宮、いすみ、睦沢、茂原、長生から神輿が集まります。ここらの神社はたまさき神社だらけです。(玉崎と、玉前の漢字の違いはありますが)

 

前日の荒れた天気と打って変わって、ものすごーくいいお天気で暑い!

ちょっと早めに行くと、海岸に入っていく道沿いにで店が並んでいます。たこ焼き、から揚げ、焼きそば、ぽてと、綿あめにかき氷。定番ですね。まだ人はそんなに多くない。自転車を止めて、苺氷というかき氷とたこ焼きを買いました。苺氷は、氷と一緒に凍ったイチゴを砕いて甘いミルクをかけたもの、いちごみるくという飴がありますが、その味。おいいし~い。さすが一ノ宮。

 

しばらくすると、海岸を白装束の子供たちが三々五々にやってくる。走ったり、途中で記念撮影したり。カメラを持った人がやたら多い。そのうち、一ノ宮方面から海岸沿いをお神輿がやってくる。反対側、太東海岸の方からもお神輿が、これがうちの地区の方からのお神輿かな。お神輿は、海岸に着くと鳥居をくぐって一旦上に上がり、また降りて来て波打ち際へ、ちょっと海に入ったみたい。

 

 

お神輿がまた上がっていった後も、みんなが一ノ宮方面を見ている、なんでかなと思っていたら、馬が海岸を駆けてきた。先頭の馬は誰も乗せず、若者が付いて走っている。黒い馬、わぁきれい!続いて子供をのせた馬、男の子、女の子、それから白装束の男の人、神職?それともお公家さん?、最後は武士の装束をまとった男性。馬は全部で7頭、黒、白、茶、グレー、波打ち際を駆ける馬、素敵でした!!

 

上の神輿だまりでは、お神輿の一斉差し上げ。なかなか勇壮です。その後、ずらりと並んだお神輿の下を人々が列を作ってくぐり抜ける、へぇ、こんなことやるんだ。最後は、お神輿が一基ずつ、鳥居をくぐって走り抜ける。お神輿は男の人しか担げないけど、このときはお神輿に付けた紐をもって、女子供も走っていく。

鳥居を抜けた後はまた戻ってきて、休憩、出店で買って飲んだり食べたりしてました。なるほど、出店にとってのお客さんは、見に来た人じゃなくて参加してる人なのね。

 

なかなか面白かったです。ただ、行事と行事の間がなんとなくズリズリしてる 、もうちょっとバッシッと決まっている感じがあるともっと良いのだけれど。見せるためのお祭りじゃないんだなあと思いました。

 

ちなみに、うちの集落・椎木の玉前神社のお神輿は、釣ケ崎海岸から椎木宿を経て、太東の駅前に午後7時半過ぎに到着。そこでちょっと休憩して、玉前神社に戻ったのはたぶん9時ころ。終了を知らせる音花火がなってました。あれって、どこで誰が打ち上げてるのかな。お神輿の人たちには、長い一日だったことでしょう、でもそれが楽しいのでしょうね。

 

 

このお祭りでは、海にはほとんど入ってないけど、大原のはだか祭りには「汐ふみ」という神事があって、もっと派手に海に入るらしい。見たいなあと思いつつ、今年は9月23日、営業日なので無理。来年行けたら行きましょう。(9月14日 佳)


2017年8月15日火曜日

夏のアルバム2017

 

 

 

 今年はカエルの姿をなかなか見ないと思ったら、6月の終わりにやっと見かけるようになった。でも、とっても小さい。豆粒みたいな、2か月たった今でも、体長34センチ、それに手足に色がついていて赤っぽい。去年のカエルと種類が違うのかしら。

 

ミニトマト

 

今年はお店の入り口の脇、細長い看板の裏側にミニトマトを植えました。7月はこれがどんどん取れて、しかもおいしい!甘い!!みんながびっくりするくらい甘い、これはシュガープラムという品種。去年コメリのお姉さんが、これおいしいですと教えてくれたもの、去年よりずっと豊作。

今でもまだ獲れてます。(この写真は今の写真なので、ちょっとしかなってないけど、最盛期はたくさんなってました)

 

 野菜

 

今年はピーマンもよく育ち、けっこう大きくなって、鳥よけの網を突き破って出てきたので、網から外して、実もどんどんできたので、結構食べたけど、とっても暑いころ突然枯れちゃった。なすは、ポツンポツンと獲れてます。今年はキュウリがいまいち。たまにしか獲れない。なぜかしら?

 

 


水出しコーヒー

 

夏だから、アイスコーヒー用のパックを作ろうと試作してみました。水出しコーヒーのパック。水に入れて冷蔵庫で一晩寝かせるだけでおいしいアイスコーヒーができます。もちろんそれをあっためて飲むこともできます、なんてそんなめんどくさいことはしないか。でも水出しには水出しの味があって、すっきりしてて、それが好きな人もいる。

東ティモールコーヒーの深煎りをメインにしたブレンドです。

35グラム入りで180円。3つで500円。3つ買うと、豆100グラム買うよりちょっとお得。

 

 おじいさんの枝豆

 

 今年は枝豆の季節がなかなか来ない。去年は畑のおじいさんのところで何度も枝豆を買ったのに。やっと枝豆が出たと思ったら、今年は枝豆はダメだぁとおじいさん。確かに去年みたいな粒ぞろいで立派な枝豆じゃない。でもおいしかったよ。

 

スイカ

 

 枝豆と一緒に買ってきたのが、小さなスイカ。皮が薄くておいしいよとおじいさん。食べてみたら、ホントにおいしい!!庭に出て種を地面に捨てながらスイカにかぶりつく。夏だな~。

 

壁絵

 

家の玄関とお店の入り口にしている庭の方の間に、白い壁がある。なんとなく汚くなってるし、そこに何か描こうかなと前から思っていた。夏とは思えない妙に涼しい日、それを実行に移すことに。2年前、引っ越してきた年の夏はお店のペンキ塗りをしてた。その後、物置スタジオができて、壁に絵を描いた。それ以来だ。大きな木の絵を描くことにした。葉っぱと木だけのシンプルなデザイン。何か楽しい。通りがかった近くのお寿司屋さんに「奥さんが絵を描くんだ」と言われ、なんとなく恥ずかしい。

 

壁絵2

 

外壁にペンキで絵を描いたら楽しかったので、他にないかなと探して、玄関のドアの横を見つけた。ここにも描こうっと。

実は絵を描く前に、壁のおそうじが必要。これが結構大変。

水かけて、ごしごしこすって、こっちはあまりにも汚くなっていたので、一度アイボリーで塗って、やっと描くに至る。涼しい日が続いて、作業ができた。くるんくるんと線を描く。

植物のようにも昆虫のようにも見える。

 

壁絵3

 

 玄関が終ると、物置の横の母屋の壁、ここも汚くなってるから、かなりごしごしやって下塗り。なぜか夫も下塗りに参戦。次の日朝から、くるんくるん。こちらは、植物のようにも音符のようにも見える。別に違和感ないと思うのは私だけ?それにしても、こんなに涼しい日が多くていいのかな。


海の家と花火

 

7月中旬、太東海岸に海の家がオープン。太東の海水浴場は、きれいで、混みすぎてもいなくて、でもそこそこ人がいていい感じです。海の家は3軒。昔ながらのいい風情。海の家と言ったらかき氷。抹茶のかき氷とフランクフルトとポテトフライを食べてきました。

 

花火

8月12日岬ぼんぼんフェスタというのがあって、その最後に花火を打ち上げる。それがうちの庭からよく見える。20分だけだけど、庭に椅子を出して花火観覧。家に居ながらにして花火大会気分を味わいました。花火ってやっぱりいいなあ。

 

 

 

模様替え

 

8月の始めに、お店の模様替えをしました。

窓際に4人席を作り、杉のテーブルはレコード棚の前へ、入り口のウッドデッキの横に2人席、真ん中の大きなテーブルの向きを90度変えて椅子は8つにしまし た。ちょっと雰囲気が変わっていい感じ。窓際の席はとても居心地がいい。風を感じて、ゆったり過ごしてください。

 

 植物たちは…

 

8月百日紅の花が咲きました。鮮やかなピンクの花。さるすべりっていうけど、実際には猿は難なく上るそうです。

虫よけを兼ねて植えたローズマリーは、相変わらず咲いていて、春ごろ咲き誇っていたカザニアも、ぽつぽつ咲き続けています。ソテツの木は、繁りまくって、どうしましょうという感じ。2年前にここに来た時みたいな、緑のお化けと化しています。生命力旺盛なオーシャンブルーはフェンスをいろどってくれています。

田んぼの稲は、だいぶ黄色くなり穂が垂れて来て収穫直前?というところと、まだきれいな緑色のところと、色のコントラストが美しい。お米の刈り取りが始まったところもあるみたいです。

 

そして、カンタティモール

 

「カンタ!ティモール」上映会

ご希望の方があって、今度の土曜日、8月19日の午後1時から上映会をやります。

クーラーのない当店は、真夏の上映会は無理と思っていましたが、高円寺の時に使っていたスクリーンを使って、窓は開けた状態で(遮光カーテンだけ閉めて)なら出来ると気づきました。興味のある方はご連絡ください。

 

また、10月29日(日)に、映画にも登場する、報道ジャーナリストの南風島渉さんをお迎えしての上映会が決定しました。たくさんの方の参加をお待ちしています。 (8月15日 佳)


 




2017年6月24日土曜日

CANTA!TIMOR SONGS

 CANTA!TIMOR SONGS

カンタファンの「ぜひ、映画のサウンドトラックを作って!」との熱い思いに応えて、映画のサウンドトラックCD「CANTA!  TIMOR SONGS」が遂に発売されました。

 

2012年に公開されたこの映画は、今でも静かな拡大を続けています。

 

私たちは、この映画に2014年に出会いました。夫の古い友人の江口晶さんがきっかけでした。それから1年間、高円寺の店でマンスリー上映会を開きました。外房に来てからも、上映会を続けています。公開から5年経った今でも、見るたびに新しい発見があり、感動があります。決して古びていくこともなく、飽きることもありません。東ティモールの26年に及ぶ独立闘争に絡むドキュメンタリー映画、と言ってしまうには、あまりにもたくさんのものが詰まっています。人が生きていくうえで大切なことが、そこここに散りばめられた、まるで宝箱のような映画です。

 

 

先月は、東京の田端にある“シネマチュプキ・タバタ”という超ミニシアターで、1か月間のロングラン上映があり、カンタティモールを見て、南風島渉さんのトークを聞くために出かけて行きました。チュプキは、もともと視覚障害者と映画を楽しむ会をやっていたボランティア団体が立ち上げたバリアフリーの映画館。全20席ながら、障害者のみならず、子育て中のママさんなど、どんな人も映画を楽しめるように配慮したユニバーサルシアターです。一般の映画館では見られないようなラインナップを組み、トークショーなどの企画も行っています。

南風島さんのトークがあると知って、彼のお話が聞きたいと即断しました。

南風島渉さんは報道写真家、映画の中にも登場していますし、それ以降、トークをやったり、カンタ!フェスタというお祭りの実行委員長をやったりと、カンタティモールと監督の広田奈津子さんを支え続けています。1993年から7年間の東ティモールを取材し、「いつかロロサエの森で~東ティモール・ゼロからの出発」という本を出版しました。この本は、映画とはちょっと視点が違います。東ティモール独立闘争の地下活動家たちに焦点を当てて、ゲリラに潜入したりして取材したものを綴っていますが、つい引き込まれてどんどん読み進んでしまう、そんな本です。チュプキの若き支配人との対話の形でのトーク、観客との質疑応答、上映終了後の30分間でしたが、内容の濃いトークショーでした。その後、南風島さん、映画館のスタッフ、パルシック(ティモールのコーヒー生産の支援をしているNPOです、炎の雫はパルシックから仕入れています)のスタッフと飲みながらお話することができました。今までの上映会で聞いた話、現在のティモールの状況や登場人物の今、疑問に思っていたことも聞くことができて、かなりの部分解消することができました。とても素敵な夜でした。

 

6月になって、名古屋へ行ってきました。

カンタティモール上映会のきっかけを作ってくれた江口晶さんとの水野たかしのライブ。40年も前に、2人は一緒に活動していました。ライブには小向サダムさんもパーカッションで参加してくれて、楽しいライブになりました。そして、監督の広田奈津子にもお会いできました。「やっとお会いできた」と言ってくださり、のはらくん(奈津子さんとサダムさんの息子さん)をだっこしながらお話しました。私が「上映会やってもなかなか人が集まらなくて…」と言うと、「数じゃないんです」ときっぱり。「カンタティモールを育ててくださってありがとうございます」との暖かい言葉に、勇気をもらって帰ってきました。気持ちを新たに、上映会を続けていこうと思います。

 

できたばかりのサウンドトラックCD

 「CANTA! TIMOR SONGS」 お預かりしてきました。

26曲、2000円です。炎の雫で販売中。郵送もできます。(価格は送料込み)

南風島渉著 「いつかロロサエの森で~東ティモール・ゼロからの出発」 2500円。在庫あります。

 

 

クーラーのない当店では、真夏の上映会はちょっと無理。秋になったら、上映会を企画したいなと思っています。もしかしたら南風島さんのトークも聴けるかも。乞うご期待!!

(624日 佳)


2017年6月8日木曜日

空豆とキャベツ


今年ほど空豆をいっぱい食べた年はありません。

 

近くの畑のもうすぐ90歳になるおじいさん、この春久しぶりに出会ったのですが、彼の空豆を何度買ったことでしょう。出始めの頃、あまりにもおいしい、それに大きくてほんとにきれい、なのに市価の半額以下、そのころ2キロで500円、思わず東京の息子にも送っちゃいました。夫は空豆が大好物、いくらあってもいいよというので、通る度に買ってきました。何回目かの時、おじいさんが「ここで剥いていってもいいよ、畑の肥やしにするから」というので、その場で剥くことにしました。夫と私が一緒の時で、2人ならすぐでしょと。結局おじいさんも手伝ってくれて、3人で剥きました。何か楽しい。しばらくすると、1袋250円になってる、250円でいいの?と聞くと、「もうちょっと硬くなってるからね、よく煮てください」と。確かに大きいのはちょっと硬いけど、市販のに比べたら全然おいしい。

 

またちょっとして、もうないかなと思いながら行ってみると、おじいさんいる!(ここの場合、彼がいるときしか野菜売っていないのです)近くに行くと、かごの中にちょっと汚くなった空豆、「これで最後だよ」、畑を見るともう空豆は全部抜いてある。ほんとに最後なんだ、1かご100円?100円でいいの?また3人で剥いてきました。剥いたら全然きれいです。

 

さて、その時、何気なくキャベツはないの?と聞きました。キャベツ植わっていたし、ちょうちょがひらひら飛んでたので。するとおじいさん「虫がひどくてダメだあ」と言う。「そうなんだ、あるかなと思って」と言うと、「食べられるのはあると思うけど…明日かき回しちゃうつもりだから取ってっていいよ」と包丁を差し出しました。え、私がとるの?前に聞いてみたらおじいさんが採ってくれたことがあるので、ちょっとそれを期待したのですが、意外な展開。「好きなだけ持ってっていいよ」というわけで、キャベツの収穫をすることになりました。畑の中に入っていくと、確かに虫食いはすごい。でもよく見ると、中側は大丈夫そうなのが結構ある。そういうのを選んで、包丁で切って収穫、外側の葉っぱを剥くと、中に虫の糞みたいなのがいっぱいついているけど、それを落とせば大丈夫みたい。私が選んで収穫し、夫が葉っぱをとっておそうじ。やってみると、これも大丈夫そう、あこれも、となって、4つも採っちゃって。夫にもういいんじゃない、食べられないよといわれました。そうか、でも、とっといてもよくない?というと、絶対全部持って行けって言われるに決まっていると。その通りでした。一応、「私たち2つくらいでいいからおいていこうか?」と聞くと、「持ってってください。誰かにあげればいいよ」とおじいさん。「ちょうちょがいっぱい飛んでるね」「ひどいでしょ」。結局、空豆2かご分200円と、紫玉ねぎ大小混ぜて10個100円を買って、キャベツ4個もらって帰りました。玉ねぎもお買い得、ちょっと傷があるけど、悪くなる傷じゃない、お買い得だよとおじいさんに言われると、ついそちらを買ってしまう私です。

後で、「そうか、生産者の人はちょうちょを見て、虫がひどい証拠だと思うんだなあ」と夫がぽつんと言いました。なるほどね、ちょうちょは青虫がキャベツを食べて大きくなるんだった、※はらぺこあおむし※じゃないけど、キャベツが一番のごちそうだったと思い出しました。

 

※ちなみに、今世田谷美術館でエリック・カール展やっています。この前友達と行ってきたところです。

 

この日は、キャベツたっぷりのお好み焼きを作りました。次の日はキャベツ丸ごと1個、芯をくり抜いてそこにひき肉を詰め、スープで煮ました。ついでに玉ねぎもまるごと入れて。どっちもおいしかった!! もちろんゆでた空豆もたっぷり食べました。

さて、あとはキャベツ料理何があるかな、コールスローもいいし、豚バラと炒めてもおいしいし、キャベツのパスタも、ただ塩もみにしても。実は、うちの庭にもキャベツ1個できつつあります。3度目の正直、今までなぜか葉っぱがどんどんなくなって消滅していたのが、ヒヨドリのせいだとわかって、鳥よけの網をかけたら順調に育っています。しばらくキャベツ三昧ですね。

 

収穫体験は梅雨入り前ぎりぎりだったみたいで、昨日梅雨入りの発表がありました。うっとうしい季節ですが、雨には雨の良さがある。気持ちを切り替えて乗り切っていきましょう。

 

 お休みをいただいて、11日日曜日から、名古屋へ行ってきます。よろしくお願いします。(6月8日 佳)


初夏の旅~奈良から大津へ

  新緑の美しい初夏の奈良から大津を旅してきました。今回の旅の目的は、特別公開の仏像を見ることと、今まで行きたいと思ってたけどまだ行っていないところに行くこと。 順にご紹介していきましょう。 (今回の旅の目的の一つは特別公開ですが、公開される仏像はほぼすべてが撮影不可です。なので...