2023年4月27日木曜日

会津の旅2~食とお土産編

会津の旅で食べたもの。買ってきたもの。

≪麺≫

これは会津山塩ラーメンです。会津若松の町の中にある人気店「麺や大一」。会津の山塩を使った透き通ったスープに卵を加えず繊細に作られた多加水麺。メンマは極太なのに柔らかく、チャーシュー厚切りで美味。これほんとにおいしかったです。☆山塩は塩分の多い温泉水を煮詰めて作った希少な塩、日本一高い塩だとか。


会津若松に着いて最初に食べたのがこれ。駅そばです。
実は、乗り換えの郡山で「麺鉄」というテレビ番組で見た駅そばを食べる予定だったのだけれど、お店が見つからず断念。会津まで行って、駅構内の「おそば処鷹」で天ぷらそば。らしくて普通においしい。実は、郡山の駅そばは帰りに夫が食べました。私はお腹いっぱいでパス。美味しかったそうです。

会津はそば処。おそば食べたい!勝常寺から20分ほど歩いたところにある道の駅あいづがあります。降りたバス停の次のバス停。何にもない道を歩いていきます。この間にGoogleのARで道案内というのを体験。これ便利かも。道の駅のレストランで、会津坂下(ばんげと読む)の十割蕎麦をお昼にいただきました。ちょっと不思議なおそば、白くて触感は冷麺みたい。これが十割?という感じ。
別のところでおそば食べてみたいと思って探したら、ホテルの近くに十割蕎麦のある居酒屋さんを見つけたので、夕食がてら行ってみました。懐かしい感じ、昭和レトロな音楽が流れ、落ち着く。おかみさんは暖かく話しかけてくれて、始めは無口だったご主人も徐々に会話に加わって。聞けば、居酒屋さんの隣で昼はお蕎麦屋さんもやっていたけれど、ご主人が体を壊してそっちはやめたとか。地酒とお料理を何品か、郷土料理ニシンの山椒漬も恐る恐る頼んでみたらおいしい、全然大丈夫。その後に、十割蕎麦をお願いしました。このお蕎麦が絶品でした。思い描いた通りの十割蕎麦。こしがあって歯ごたえがあって、ちょっとぼそぼそ感もあって。これだ!
飲んだ勢いで写真撮るの忘れちゃったので、せめてとお店の外観を撮ってきました。

≪カフェ≫

会津若松に着いたら雨が降ってきたので、その日の午後はカフェに行きました。「焙煎屋珈琲店」という自家焙煎のお店。この日のコーヒーはブラジル、シフォンケーキとセットで560円。カップのコレクションがたくさんあります。コーヒーの種類も豊富、おしゃれな店です。でもなぜか店の入り口にのれんがかかっていて、店内とはちょっとそぐわない。

次の日は晴れたのでレンタサイクルで街を廻りました。昼食のラーメンの後、七日町へ。駅のカフェでコーヒータイム。あったかかったので私はアイス、夫はホット。ここは水出しコーヒーですっきりとした味わいでした。ホームを眺めながらのんびりして、お土産も物色して、買い物もできてよかった。


会津若松ではないのですが、4日目に会津から猪苗代へ出て諸橋近代美術館へ。そこのミュージアムカフェのライトミールセットです。コーヒーには森林の中の美術館をイメージしたシュルレアリスム、ダリをイメージしたモロビと名前が付けられています。ライトミールは、バジルチキンのフォカッチャとハムとチーズのバゲットサンド。

≪居酒屋≫
初日訪ねたのが、会津の名店居酒屋と言われる「籠太」です。居酒屋探訪家の太田和彦さんおすすめの店。これは籠太の馬刺し。会津の馬刺しは有名です。全然臭みがなく美味。他に、山菜の天麩羅、アスパラガスのオリーブ油炒め、〆鯖など。どれもシンプルな味付け。地酒は会津娘、金紋凛、国権をいただきました。料金もリーズナブル。さすが名居酒屋です。

2日目はチェーン店の居酒屋「こだわりやま」で鶏料理中心。焼き鳥、つくね、から揚げ、もつ煮など。地酒も飲んだけど銘柄忘れちゃった。地元の人でとってもにぎわってました。

そして3日目は、麺のところで書いた「喜平」さん。ここでのお酒は、会津中将、花春、末廣の鬼羅でした。

会津のお酒は、どれを飲んでもはずれがないのだそう。籠太のご店主は、会津に36ある蔵で日本酒の品評会で30以上の蔵が賞を取った年もあると言っていました。それってほとんど全部ってことですよね。会津は酒処だと改めて知りました。ちなみに福島県には2021年の統計で58の蔵があり、全国3位。1位は新潟88、2位は長野の77。全国では1160ほどの蔵があるけど、年々減り続けているようです。(日本酒の売上高では、月桂冠や松竹梅などの大手メーカーのある京都がダントツ1位とのこと。)でも日本酒の輸出量はふえているというのが興味深いですね。輸出量の1位は山口県、これは「獺祭」があるからです。

≪番外編≫
会津若松を出て裏磐梯へ、諸橋近代美術館から徒歩で行けるペンション「クリッターハウス」に宿泊しました。そこは洋食のコース料理付き。たこのカルパッチョやイチジクと生ハムのピンチョスなどの繊細な前菜、カボチャのスープとチキンのサラダ、お魚のポワレ、牛肉のステーキにデザートは山塩のジェラートと抹茶のシフォンケーキ。ものすごーくおいしかった!
例によって、食べる方が先決で、写真はほとんどとってないけど、このカボチャスープはほんとにおいしくて、思わず撮りました。
翌朝は、奥様が毎日焼いているという焼き立てパンに、これも自家製のリンゴジャム、オムレツ、ウインナ、サラダ、フルーツヨーグルト、美味しくて思わずパンのおかわりしちゃって、そのせいで郡山の駅そば食べられなくなりました。

≪会津のお土産≫
初日、コーヒー屋さんから居酒屋への移動の間に立ち寄った会津町方伝承館。会津の伝統工芸品などたくさんあって楽しい。
郷土玩具、会津塗の漆器、会津木綿、焼き物…。
会津本郷焼の湯飲み、色合いが気に入って買っちゃいました。1つ1100円、普段使いに手ごろなお値段です。


これは2日目のサイクリングで行った七日町の駅のショップで購入したもの。お菓子はくるみゆべし。
会津を代表する郷土玩具おきあがりこぼしのミニミニサイズも買いました。起き上がりこぼしの絵付け体験ができるところも何か所もあるようです。かわいいですよね。


山塩買いました。山塩飴も。
山塩は大塩裏磐梯温泉で湧出する温泉水を煮詰めて作ります。この温泉水は、太古の海水が地下水に溶けだしたものです。浪漫がありますね。海水をじかに結晶化した塩とは異なる、苦みが少なくてほんのり甘みがある、まろやかな塩です。
山塩ラーメンも、山塩のジェラートも、とてもおいしかったです。お菓子に使ってみてもいいかな。


これは奥会津と只見線だけを撮り続けている星賢孝さんのポストカード。只見線を300日撮る男と言われ、最近注目の写真家です。奥会津に生まれ育ち、奥会津に暮らし、奥会津の遊び屋と自称、奥会津の魅力を発信し続けています。
写真じゃなくて絵みたい、本当にきれいです。

最後に、赤べこ。言わずと知れた会津の象徴。駅にもありました。
これは、私と夫が、2日目のサイクリング途中で絵付け体験した赤べこです。左側が水野たかしの作。右が水野佳(よしみと読みます、今さらですが)の作。この絵付け体験、すごーーく楽しかったです。白と黒2色の絵の具を使って筆で描くだけなのに。この時はまだ肌寒くて、ストーブで乾かしながら色を重ねました。お店の方は、最初に説明して、あとはずーっとほっといてくれて、のんびりと作業することができました。最初に一人お客さんがいたけど、彼が帰ってからは私たちだけ。連休前に行った恩恵ですね。いい体験、いいお土産、いい思い出になりました。
…続く… 













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