11月2日の水曜日の夜、久しぶりに高円寺の稲生座でライブをやりました。実に1年10か月振り!!
昨年の1月の末以来ずっとご無沙汰していました。
最後のライブの時は、やなぎさんとで、その時は私にとっては結構ショックだったけど…。
その間、夫の母の死があり、引っ越しがあり、こっちの店の開店があり、いろいろあったけど。まあ、月日がすべてを流してくれたでしょうか。
対バンは、古い知り合いのギタリスト春吉のバンド「ダイアーウルフ」、彼は「帰ってきた若大将・水野たかし」と紹介してくれました。
思えば、久しぶりに稲生座に行こうかな、と言い出したのが、少し前。連絡を取ると、水野さんが来るなら何か企画しようか、と言ってくれたけど、それは、リハビリにならないからお断りして、弾き語りで行きました。
誰か来るかなと心配でしたが、大丈夫でした。
九州から、たぶんこれに合わせて上京してくれたご夫婦が来て、以前から水野の写真を撮ったりしてくれてた人が来てくれて。彼も体調を崩してたんだけど…。もとバンドのメンバーが子供連れて来て、高円寺のお店に来てくれていたミュージシャン仲間が来て… いい感じのライブになりました。
もっと心配だったのは、ちゃんと歌えるのかなということでしたが、そっちも何とかクリア。
左手の親指がうまく動かなくて、痛いと言っていましたが、何とかなってきたようです。
オープニングは、今は亡き稲生座のマスター柴田ひろしが大好きだった「最終列車」。これをやらないと「”天国”やってないじゃないか」とクレームが来てたっけ。
こちらに来てから作った曲や大切に歌い続けている曲を交えながら全7曲。最近歌いだした「あの日僕らは」、名古屋のいとうたかおさんが炎の雫でライブをやった時に、そうか、俺も歌いたいと思ったらしく、練習していた曲です。もう一つは、高円寺の石井明夫さんのの曲「セイクリッド マーシー」これは夜中にユーチューブで弾き語りバージョンを見たらしく、うん、いいなと思って、彼に「歌っていい?」と聞いたら、「どんどんやっちゃってください」とお返事がきたそう。「稲生座で歌うのは緊張するなあ」と言ってましたが、最後にはみんな一緒に歌ってくれていい感じでした。最後の曲は「祈りの歌」これもよかった!
そして、アンコールは、えみちゃんを呼んで「see you」、稲生座のひろしくんに捧げた歌です。コーラスで、前にバンドでベースを弾いていたまさやくんが飛び入り。まちがえたり、テンポが遅かったり、でもいい感じにできました。えみちゃんが後で、水野さんだんだんリタルダンドしてくるんだもん、と笑ってました。きっと疲れてきたんでしょうね。
ちゃんと歌えて、とほっと一息。こっちに来てから、クローブのノンボーダーで毎月やらせてもらったおかげでしょうか。ほんとうに良かった、来てくださった皆様に感謝です。
さて、コーヒーの豆をお土産に稲生座に、どうせならちょっとう売ろうかなと持って行ったら、あっという間に完売しました。こっちもよかった!
少しずつ、自家焙煎した豆の販売を始めています。送料がかかるけど、郵送もしています。お問い合わせください。
実は、高円寺に行く前に、うちが東ティモールの生豆を仕入れているNPOパルシックの淡路町マルシェに寄ってみました。パルシックとは「カンタ! ティモール」の上映会がきっかけで知り合い、ご縁が続いています。顔みしりの方がちょうどいて、いろいろお話しもできました。ハーブティーのお買い得品とかもあって、お買い物もしちゃいました。フィリピンの黒砂糖も買って、稲生座にも上げようっと、と買いました。
ライブの後は、懐かしい人たちと語らって、そんなこんなで高円寺の夜は更けていきました。
夜は雨が降り出し、ホテルへ直行。翌朝、すごくいいお天気で、久しぶりの高円寺をおさんぽ。前に炎の雫があった中通りを歩いてみました。老舗のお店はそのままだけど、駅に近いところはだいぶ変わっています。炎の雫のあったところは、今は空いているみたい。私たちが出たとき、次が決まって営業してたはずだけど、やめちゃったのかな。
朝ごはんは、夜中稲生座の帰りに食べた懐かしの富士そばで。なんかおいしくなってる!? 私は紅生姜天蕎麦、夫は天玉蕎麦。東京屋でお気に入りのウエハースを買って、のんびりと総武線の各駅停車で千葉へ向かいました。
町に出たついでに紙類を買いたいな、ヨドバシにでも行こうかと話していましたが、祝日だし、新宿なんて人が多くて大変そう、どうしようか、そうだ千葉にもヨドバシあるじゃんということで千葉で買い物して帰りました。
すっかり都会離れ、人込み混雑ダメになっているのを自覚した私達でした。
(11月4日 佳)
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