2019年3月23日土曜日

春はいろいろ動き出す

 

春ですねぇ。桜も咲きました。ウキウキする季節です。

今年のお花見は3月中でしょうか?今年はどこへ行こうかな。

 

さて、春は花も咲くし、鳥も鳴くし、虫も動き出す。

田んぼのあぜ道を歩いていたら、つくしがにょきにょきと顔を出していました。

我が家の庭も花盛り、

黄色はレンギョウ、その他に、水菜も白菜も春菊も黄色い花を咲かせています。ぼけの桃色、木蓮の白、そういえばスナップエンドウの花も白、大好きな野菜なのですが、収穫できるといいなあ。

 

鳥たちは朝早くからちゅんちゅん言ってます。鶯も鳴いてます。

蛙の声もし始めました。小さな羽虫はいたるところを飛んで、時に塊となってたりします。(これをうちの子たちは頭虫と呼んでました。ちょうど子供の頭の高さぐらいにかたまっているから?)

そろそろ虫との戦いの日々が始まります。

 

人間、だって、いろいろ動き始めます。

そのせいでしょうか、このところいろんなお話が舞い込んで。

 

一つは、新たな試み、ポエトリーリーディングのイベントです。

去年の暮、一人の若者がふらっと炎の雫を訪れました。今は千葉に住んでるけど勝浦出身で、ときどき電車から見てここは何だろうと思っていたとか。マイナーな音楽の話で盛り上がりました。(実は私、ある時期の、相当マイナーな日本のバンドとかに詳しいのです。東京ロッカーズとかスターリンとかじゃがたらとか知ってます?)その前にもマイナー好きのカップルが来たりしたので、え?続けてこんなの珍しい~と思いました。帰り際に、自分は詩人で音楽家で西千葉でイベントをやっていると言いました。

 

その彼が、外房で詩のイベントをやりたいと連絡をくれました。

いろいろやり取りしてやってみましょう!ということになりました。

427日の土曜日の午後です。5人の詩人が来てポエトリーリーディング(朗読)をしてくれます。みな外房ゆかりの方。中にはポエトリースラムジャパンの優勝者で日本代表でW杯に行ったなんて方もいます。

とっても楽しみ!

 

もう一つは、南風島渉さんの東ティモールの写真展示。独立前の東ティモールに潜入取材し、本(「いつかロロサエの森で」)を書き、映画カンタティモールにも登場する南風島さん。一昨年の秋、炎の雫の上映会にも来てトークをしてくれました。

 

彼の撮った写真を7点展示します。とても美しくて素敵な写真ばかりです。昨年、東京のとあるカフェで展示されたもので、2月にたまたまうちの夫のライブでお会いした時に、「写真送ってもいい?」と聞かれて「どうぞどうぞ、飾りますよ」なんて軽く答えたら、ポスター大の写真が送られてきました。正直こんなに大きくてきれいな写真が送られてくるとは思わなかったので、どうしようと思いましたが、これはちゃんと飾らなくちゃ、ということになりました。

 

4月から展示する予定です。

 

 

せっかくだから「カンタ!ティモール」の上映会も企画しました。こちらは56日、連休の最終日の午後に予定しています。写真はスクリーンで隠れちゃうものもあるかと思いますが、映画終了後は速やかにスクリーンを外して写真が見られるようにしようと思います。もちろんいつも展示しておくつもりなので、上映会の時じゃなくても見ていただけます。

カンタティモールを観た方も、まだ観てない方も、ぜひ写真を見に来てください。

 

(イベントについては、お知らせ欄をご覧ください。)

 

 

 

さてもう一つ、一昨日終了しましたが、貸し切りイベントのお話。

 

私たちが大好きでよく行く睦沢のパン屋さん・ときわぎ工舎の皆さんの年度末レクリエーションの中で、お食事会の後のDVD鑑賞とおやつタイムのお話をいただきました。障害を持ちながら働いている方達とそれをサポートするスタッフの方達、総勢31人でした。30人を超えると聞いて、できるかなと思いましたが、やってみよう! と。家中の椅子をかき集め、大きいテーブルは奥の部屋へ出し、何とかなりました。

ダウン症のドラマーを追ったドキュメンタリー映画を上映。暗いところがダメな人もいて、入り口のところのカーテンは開けたままの上映でしたが、76分もの間、騒いだり立ち歩いたりする人もなく、静かにちゃんと見てくれて感激でした。おやつタイムは、事前にドリンクの注文を伝えてくださっていたので、スムーズに。一口スイーツ(この日は、抹茶マーブルとサツマイモとチョコチップパウンドの3種作りました)にジュースやコーヒーを楽しんで、みんなで記念撮影をして、笑顔で帰っていきました。本当によかった!!お店をやっていることの喜びを感じさせてくれた、とってもいい一日だったと思います。

 

こんなプライベート上映会とか貸し切りのお話もご相談にのりますので、お尋ねください。

  

話は飛びますが、夏に向けてのお店の動き。

 

 

 アイスコーヒーの季節が間もなくやってきます。連休の頃から、暑い日はアイスコーヒーが出たりします。去年の夏は暑くて、カフェではほとんどアイスだったかな。アイスコーヒーは松屋式ドリップと水出しの2本立てでした。どっちも捨てがたい、なんて去年ブログに書いたような…。

 

 

先日、イワキの“ウォータードリップコーヒーサーバー”というのを入手しました。水出しなのですが、要点は水を滴下すること。水が一滴ずつ、ポタポタと落ちていくようになっています。コーヒーの粉に熱や衝撃が加わらないことによって、脂肪分が溶け出さず渋みが少ない、なおかつ酸化しにくくクリアな味が長く保てる、と書いてあります。業務用ではなく家庭用なので、2時間で440mlですが、保存性があるなら使えるかも。

 

早速試してみました。うん、結構いいみたい。まだ数回しかやってないけど、いろいろ試して、ふつうの水出しや松屋式と飲み比べたりしてみましょう。

それと、説明書にコーヒーのカクテルが数種類のってて、これやってみたいとおもっています。アイリッシュコーヒーとかカフェサンライズとかね。点滴コーヒーに乞うご期待。

 

最後に

412日(金)1900~、半年に一度の恒例となった「寺田町・ワンマンライブ」があります。

前回昼間のライブでしたが、やっぱり寺田町には夜が似合います。じっくり、どっぷり、寺田町の世界に浸ってください。

 

炎の雫としても、めったにない夜の営業、コーヒーカクテルなんか飲みながら、生の唄を聞く、なんて贅沢なひと時はいかがですか?お待ちしています。(323日 佳)


2019年2月25日月曜日

黒板

炎の雫・外房篇、カフェを始めてからもうすぐ3年半になります。

試行錯誤を続けながら、今は自家焙煎の東ティモールと松屋式ドリップを2本柱にしています。

 

 

一般に、コーヒーは、この豆にはこの焙煎と決まっていることがほとんどですが、東ティモールコーヒーは、焙煎度合が違うものを常時4種類置いています。いろいろやってみようと試みたあげく、これはこれでおいしい、これも捨てがたい、となって、結局4種類置いちゃえ!となりました。

 

中浅煎り(ハイロースト)、中煎り(シティロースト)、中深煎り(フルシティロースト)、深煎り(フレンチロースト)…それぞれに美味しいです。今では「4種類を各2袋ずつ送ってください」とか「中浅と中と中深を」といって注文してくださるお客様もいます。それぞれに楽しんでいてくれるのだなあと嬉しくなります。

 

ティモールコーヒーがちょっと落ち着いたところで、そのほかの豆にも少しずつ手を出し始めました。だいぶ前から、コロンビアとかマンデリンとかブラジルとか、時々焙煎していましたが、最近ちょっと拡大。タンザニアのKIBOとか、ルワンダのコーヒーとかコロンビアのオーガニックコーヒー等、その時手に入った生豆を焙煎しています。

 

これはこれで美味しくて、楽しい。うまく焙煎出来たら、今週のコーヒーとしてカフェでも提供使用という話になりました。

 

高円寺の時、チモトコーヒーからの今月のコーヒーと今日のスイーツを黒板に書いていたのを思い出し「黒板ってなかったっけ?」「どっかにあるかも」…探したらありました。小さな黒板。「これ使おう」というわけで、カウンターの前に置いた低い本棚の上に黒板を設置してみました。

 

不思議なことに、黒板ひとつで、ぐっとお店らしくなったような気がします。

 

 

その時々で、ちょっと珍しいコーヒーが飲めるかもしれません。どうぞ、足をはこんでください。 

さて、もう一つ、紅茶の話。

今まで、紅茶は、コーヒー生豆を仕入れているNPOパルシックが扱っているスリランカの紅茶を置いていました。こちらもオーガニックでおいしい。紅茶を飲むお客様は少なくて、これでいいやと思っていましたが、このところ毎週紅茶を飲んでくれる方がいて、紅茶もちょっとバリエーションを、なんて欲を出しました。

 

ネットで調べてみたところ、西千葉に紅茶専門店があることがわかり、先日行ってみました。

駅から徒歩34分、小さいけれどとても素敵なお店で、かわいいティールームも併設されています。

紅茶は、リーフとティーバッグとあってお試し用の小袋も用意されています。いろいろ説明してくださり、相談しながら手ごろな値段のものを数種類買ってきました。

 

今回選んだのは、オーガニックのダージリンと、紅茶の女王様と呼ばれるディンブラ、そしてアッサムCTCオーガニック。ころころと丸まった形で、味が出やすいようになっているとか、アッサム地方は80%がこのころころなんだそう。アッサムはミルクティーがおいしいというけれど、ストレートでもおいしいですよと。実際ストレートで飲んでみたら、すっきりしていて香りもよく、美味でした!

 

ちなみに、レモンティーというのはアメリカ生まれで、本場イギリスでは、もっぱらストレートかミルクティーだそうです。

炎の雫でも、イギリス風にレモンティーはなしにしています。

紅茶好きの方、飲みに来てください。少量ずつしか買ってないので、お早めにどうぞ。

ついでですが、西千葉面白いです!!

西千葉に千葉大があるなんて、全然知りませんでした。なんだか懐かしい感じのする町です。私の大学は吉祥寺と西荻窪の間にありましたが、ちょっと雰囲気がにているかもなんて思いました。

小さくてちょっと個性的なお店がぽつぽつとあります。フクロウ館というカフェで、手作りのマフィンと卵サンドをを食べました。マフィンやクッキーはテイクアウトで買っていく人も多いらしく、この日は小さな女の子を連れたお母さんが買ってました。

それから、駅近くのイスラーム文化センターというところに立ち寄りました。カフェがあって、留学生たちが集う場になっていて、お店のスタッフも留学生。インドネシアとマレーシアの人が主だそう。

お店の奥には、エスニックな食材が並んでいます。これが面白いのです。アジア系の調味料はいっぱい並んでいるし、お菓子やインスタント麺、見慣れないジュース類もあります。冷凍のお肉や乾物、なんだろうこれ、というものもあります。私は、インスタント麺ミーゴレン風というのと、クラッカーとビスケットとひよこ豆を買いました。ひよこ豆は、お店で出しているチリコンカルネ(豆とひき肉の煮込み)に入れるもの、他の所で買うのの半額くらいで安い。カフェでは、ケバブとかもやってるみたい、今度ぜひ食べてみたいものです。

 

ここも含めて、西千葉にはまたぜひ行かなくっちゃ。 (2019225日 佳)

 


2019年1月18日金曜日

お正月のこと/2019

 

2019年が始まりました

 

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

 

今年もよろしくお願いします。

 

気が付けばもう1月も中旬。

今年のお正月は穏やかでしたね。

お天気も良くて、昼間はあったかくて、いいお正月でした。

 

うちは、子供たちがやってきて、にぎやかなお正月でした。

 

久しぶりに三段のお重を出して、お節料理を入れました。

 何といってもすごいのは3歳児のパワーでした。孫(長男の娘)ですが、まあ圧倒的なエネルギー、ひっきりなしに喋って、「みてみて」攻撃が半端ない。それも一人ずつに対してやるからね。「おじいちゃんみて」「おばあちゃんみて」「おとうさんさんみて」「おかあさんみて」…

人間はいかに人との関わりを求めているのか、人に見てほしい・評価してほしいとの欲求は根源的なものなのだということを目の当たりにしました。これが満たされてこそ、まっとうに育っていくんですね。すべての子供が、愛ある環境ですくすくと育っていくことを願ってやみません。

 

2日の午後に、庭に出て雑草取りをしました。なんで? というと、これがおもしろいから。

 

駐車場にするためにレンガや瓦のかけらを敷き詰めてあるのですが、そこにも小さな雑草が生えます。それをつまんで抜くと、やたらとスムーズに抜けます。それも根っこがびっくりするくらい長~~くついてる。ホントにおもしろくて、はまります。これを試しに彼女にやらせてみたら、案の定はまりました。1本抜くたびに、「みてみて」を連発。土じゃないから、しっかり根が張れない。でも根はどんどん伸びてる状態、子供に根っこがどうなっているのか体験してもらうには格好の教材だと思います。1㎝もない雑草の下は根っこが15㎝も20㎝もあったりする。それも力はほとんどいらない、スーっと抜けちゃう、これは楽しいです。

しばらく遊べました。

 

ちなみに、うちの孫は、抜いた雑草の山に、また大きくなってねと言いながら、じょうろでお水やってました!

 

 

お正月と言えば、お餅つき。あれ、年末だっけ?

でもお正月のイベントでおもちつきやるところも結構ありますよね。

 

炎の雫は、岬町椎木の停車場地区の自治会に入っています。今年、停車場自治会は、餅つき&新年会を実施、私は参加してきました。昔ながらの、臼と杵でのお餅つき。いいですねえ。

 

集会所の外で、もち米を蒸し、男衆がお餅を搗く。それを中で女こどもがちぎって丸めて、あんこ、きな粉、大根おろしで仕上げてパックに詰める。お餅をちぎるのも慣れないと全然できなくて、おもちつき得意のおじいさんがコツを教えてくれ、そうか、こうやるのか、ぎゅっと握って絞り出すみたいにしてちょっとひねると簡単にちぎれます。その方は、お餅を搗く方でも力任せにやるんじゃないんだ と、いろいろみんなにコツを伝授していました。お餅つきには欠かせない人材だったようです。

子どもたちも、手を粉だらけ、あんこだらけにしながらお餅を丸めたり、杵をもってお餅をつかせてもらったりして、楽しそう。こういう風景がこれからも続いてほしいものです。

 

 餅つきが終って、みんなでけんちん汁の中に小さく丸めたお餅を入れて食べました。これが美味しかった!! 一種のお雑煮ですが具だくさんのけんちん汁に、白玉団子くらいのお餅、いけます。他にもお菓子やおつまみ、お酒やジュースもあって、楽しい新年会でした。ちょっと飲みすぎたかな。パックに入れたお餅をお土産にもらって、夕方解散になりました。

実は、この日は、お店は営業。夫が一人でやってると、そんなときに限って、お客さんが何人も。飲んでた私は申し訳なく思いましたが、ま仕方ないかと思うことにしましょう。

 

さて、最後に、お正月に見た映画のこと。

お休みのうちに映画でも見ようか、さて何を? 結果的には、夫と私、別々の映画を見てその後で初詣に行き、一緒に食事をして帰ってくるという企画になりました。もともと別行動の得意だった私たち、旅先で現地集合現地解散なんてのもよくやってました。久しぶりの別々企画。夫は「ボヘミアンラプソディ」、私は「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」を見ました。ちょうど千葉でタイムラグ30分くらいであったので、お互いにその間は買い物したりしてました。お互いに、自分の興味に合ったものを見て、それなりの満足を得ました。

 

ファンタスティックビーストは、けっこうおもしろかった、ハリーポッターをよくご存じならなお、いろんな繋がりが見えてきて楽しめます。ファンタスティックビーストは5部作になる予定だそうなので、この先も楽しみです。

「ボヘミアンラプソディー」については、水野たかしに聞いて下さい。よくできた映画だそうです。(実はすでに、お店に来たお客様で、私たちとこの2つの映画の話をしていった方がいらっしゃいます。それで私もふーん、そうなんだ、と思ったことが多々ありました。)

 

初詣は、稲毛浅間神社に行き、甘酒とココアをいただき、千葉で食事をして帰ってきました。

 

先週から、カフェ営業を再開しています。焙煎やドリップバッグ作りもぼちぼちと。

今年もマイペースでやっていきます。よろしくお願いします。(2019年1月18日 佳)

 


2018年12月15日土曜日

2018年・今年の締めは…

  

このところぐっと寒くなって、クリスマスも近づいてきました。

残すところあと2週間、今年ももう終わりですね。

 

12月に入って、コーヒー豆の注文が増えています。

この夏は、あまりにも暑すぎて、コーヒー豆の注文は今一つでしたが、10月になると、あったかいコーヒーが飲みたい、豆を送ってというメールがぽつぽつ。12月になったら、クリスマスもお正月もあるし、買っとこうと思うみたいで、注文をいただいています。おかげで夫は焙煎が忙しい。私は、スタンプを押しての袋作り、ドリップバッグ作り、ラッピングや発送作業等々に忙しい。

 

昨日は、ドリップバッグを約60個作りました。これは、東京は幡ヶ谷・36°5というお店に送るもの。アコースティックライブバーであるこの店で、東ティモールコーヒーのドリップバッグを使ってくれています。この店のオーナーであり、ミュージシャンでもあるのぶさんも、店長である水野裕志も、(実はうちの息子です)「カンタ!ティモール」を見てくれた一人であり、ティモールも炎の雫も応援してくれています。炎の雫のロゴマークをデザインしてくれたカンキカイと出会ったのも36°5でした。水野たかしと、当時カイさんがやっていた「流山」というバンドのジョイントライブをやったこともあります。そんな店で、水野たかし焙煎のコーヒーが飲まれているなんて、うれしいですね。コーヒー好評だよ、とのことです。

 

いつも注文してくださる方達からも、いつもよりちょっと多めの注文が来たり、久しぶりの人からメールをいただいたり、年末感漂っている、今日この頃です。 

 

 

さて、今年は映画の年かなと年頭に言ってたけど、言うほど映画は見ませんでした。でも、9月に見た「太陽の塔」は強烈でした。

 

太陽の塔、言わずと知れた、大阪万博の岡本太郎です。ドキュメンタリーといっていいのかな。太陽の塔に思い入れのある人たちが、太陽の塔について語る、語る、かなりヘビーな映画です。でもすごかった!! 

 

興味のある方は探して見てみてください。折も折、30年ぶりの万博が大阪に決まったらしいので、改めて考えてみるのもいいかと思います。

 

私たちが見たのは、千葉にある「千葉劇場」という映画館です。千葉駅から徒歩15分くらい。この映画館、めっけものでした。かなり個性的なラインナップ、ふつうの映画館にはかからない作品が目白押しです。

 

ここで、私はもう一つ映画を見ました。「モリのいる場所」という映画。画家の熊谷守一をモデルにした映画、モリは山崎努、奥さんを今年亡くなった樹木希林が演じていました。何かが起こるわけでもなく、淡々とした、でもいい映画でした。

 

12月にも見たい映画があったのだけれど、見逃しちゃいました。「いろとりどりの親子」というアメリカ映画で自閉症、ダウン症、低身長症、LGBTといった「違い」を抱えた子どもを持つ6組の親子が直面する困難、戸惑い、その経験から得られる喜び、そして親から子への愛情が描かれる” (映画紹介より)、ぜひ見たいと思っていたのでが、またの機会を待ちましょう。この映画館、1作品の上映期間が短いのが珠に傷です。一風変わった映画に興味がある方は、チェックしてみてください。 

 

 

 さて、今年は結果的にはアートの年だったように思います。

 

 4月に恒例の奈良に行き、吉野の金峯山寺の秘仏蔵王権現(青鬼さんです)を見て、日本最古の仏像飛鳥大仏や新薬師寺への十二神将などをなどを拝観させていただきました。仏像は祈りの対象でありつつ、アートでもあります。仏像に対峙したときの、何とも言えない空気感が大好きです。

 

6月には宮城の多賀城にある東北歴史博物館へ。「東大寺と東北~復興を支えて人々の祈り」という展覧会をやっていて、「ぶらぶら美術館博物館」というテレビ番組で見て、これ行こうとホテル取りました。お目当てはアフロ大仏と呼ばれる五劫思惟阿弥陀如来坐像、私たちが奈良に行ったときはすでに出向中で見られなかったものです。

 

このとき、地底の森美術館というのも行きました。

 

8月には、上野の国立博物館の「縄文展」、縄文のエネルギー、すごいです。

そして9月は、大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ、これはブログにも書きました。

0月は「太陽の塔」見て、岡本太郎、これは映画だけどアートの一つ。岡本太郎のエネルギーもすごい。そういえば太郎は縄文大好きだったようです。

11月は、パナソニック汐留ミュージアムでルオーを見ました。ルオーに特化した美術館、こういう小さな美術館も味わい深いし、友達と展覧会見てゆっくりランチ食べたりするのには最適です。

 

 

  

そして、今年の締めは…ムンク展です。

 11月の終わり、水曜日の午後、東京都美術館。

年の始めに、とある雑誌で今年のおすすめ展覧会を見た時、行こう! と思った筆頭でした。

 

まだそれほど混んでいるわけではなく、そこそこちゃんと見られました。展示の仕方も面白い。例えば「接吻」という絵は、エッチングや木版や油彩で幾通りも描かれ、だんだん変化していくのがわかるように並べてあります。超有名な「叫び」は、立ち止まらずに近くで見るための列を作る柵があり、その柵の内側は歩いて、柵の外側からは足を止めてじっくり見てもいいようになってました。初期の頃から時間を追って、だんだん叫びっぽく絵が変わっていくのもわかります。また、晩年に至る、私たちがよく知らないムンクも興味深いものでした。

ものすごく見ごたえのある展覧会で、展示数も多いし、集中力を使わせられるし、ぐったり疲れたけど充実感を感じながら、夕方美術館を出ました。でもね、とても面白かったけど、私はムンクはそれほど好きじゃないんだということが分かった展覧会でもありました。見る前は好きだろうなと思っていたのですが…。

 

 上野の駅のガード下でお蕎麦を食べて帰りました。立ち食いいそばじゃないですよ、十割蕎麦のお店。これが美味しかった、穴場です。串天ぷらとかから揚げとか、おつまみも充実していて、出し巻き卵は超美味。おそばは、十割とは思えないなめらかさ。蕎麦屋竹若という店、アトレの中にあります。上野に行ったら寄ってみてください。

 

  今年の締めに当たっては、コーヒーのことも書いておきましょう。

 

2018年、炎の雫は松屋式ドリップの店を宣言しました!!フジロイヤルの業務用珈琲ミルR-440を手に入れたことで、松屋式には欠かせないコーヒー豆の超粗挽きができるようになり、満を持して松屋式を掲げました。

 

松屋式、ほんとにおいしいですよ、このすっきり感は、松屋式ならではです。ドリップダラーも活躍中です。

 

 夏からコーヒー麻袋のバッグ作りもやりました。30㎏の袋が何枚かたまったので、使わなくちゃと思いバッグにしようと。これが結構大変。コーヒーの袋って、汚れてるし、けばけばだし、下処理をしないと使えたもんじゃない。いろいろ調べて、まずは洗濯機で洗って干してみたけど、それじゃダメ、スプレー糊をかけたら今度はベタベタ、結局水で薄めたボンドを塗って、天日で乾かす。かなりの労力と時間がかかりました。それを裁断してミシンで縫う。でも分厚いところはミシンじゃ無理で、手で縫いました、ふ~~。でもおかげさまで、上映会に来てくれた方に売れましたよ。今は在庫3つです。ご希望の方はお早めに。

 

ちなみに、最近うちの夫は、「東チモール産有機コーヒー」という文字が入ったショルダーバッグを愛用しています。

 

 

ミシンと言えば、秋から大活躍でした。例のごはんの会のメンバーが秋にやったスタンプ遊びを手提げ袋にしてクリスマスプレゼントにしようなんて思い立っちゃたので、20個近くバッグを作りました。数があると、パーツごとに作っていったりして、ある時期はほとんど工房状態になりました。

 

勢いがついて、前にブログで書いた草間彌生風かぼちゃのバッグも作って友達にプレゼント。

我ながら、これいいかも、と思いました。ミシンの締めは、前にバッグ買ってくれた方からの発注品、もうちょっと大きくて肩にかけられるのがいいなというので、ご希望に沿って作りました。先週それをお渡ししたところ。

 

出しっぱなしだったミシンは一旦しまいました。

 

 

 今年の締めには、まだまだやらなくちゃいけないことがいろいろあります。まだ送らなくちゃいけない注文もあります。年末の大仕事、大掃除に、年賀状もあります。頑張りましょう。

 

そうそう、年末の前にクリスマスもありますね。

みなさま、楽しいクリスマスを!

 

炎の雫は、今年は12月29日(土)まで営業します。(通常通り火・水・木は定休)

 

新年は1月11月日(金)からです。

 

 

 

(2018年12月14日 佳)


2018年11月6日火曜日

上映会&ミニコンサート「残されたものは歌を継ぐ」


 一昨日、114日の上映会の報告です。炎の雫では、高円寺時代を含めて34回目の上映会です。

 

映画「カンタ! ティモール」の主人公ともいうべきアレックスが天に召されたのが昨年の119日、あれから1年が経とうとしています。彼の一周忌に捧げるべく、企画した久しぶりの上映会。「残されたものは歌を継ぐ」と題したミニコンサート付きです。

今回の上映会は、初めて事前に予約で15人満席になりました。一週間も前の予約受付終了は前代未聞です。これもアレックスの力、彼が天国から後押ししてくれているのじゃないかと感じてしまいました。

当日キャンセルもあったので、結果的には14人の参加、1/3がリピーターの方でした。 

1部は上映会、午後1時半の上映開始でした。この映画、何回見ても、その時々で感じることがあり、心を揺さぶられます。皆さん画面に見入り、それぞれ思うところがあったことと思います。

 

映画の後、並べてあったサウンドトラックCDや南風島渉さんの本、そして炎の雫の東ティモールコーヒーの紹介をし、アレックスが昨年の119日に急逝したこと、奥様や子供たちのために監督の広田奈津子さんが募金で長い支援を呼び掛けていることなどを簡単にお伝えしました。

 

休憩をはさんで、2部はミニコンサート「残されたものは歌を継ぐ」(これは私たちが作った歌“アレックス”の歌詞からとりました)。

出演は共にカンタティモールを複数回見てくれている2人のシンガーと水野です。

トップは金井いずみさん。彼女はスピリチュアル系で、映画を見ている最中ずっとアレックスが来ていると感じていたと言い、アレックスに届け! と強い思いを持って歌ってくれました。彼女の歌声はきっとアレックスに届いたことでしょう。

その後は魅酒健太郎さん。場を和ませてくれるトークを交えながら、渋い歌声を聞かせてくれました。また、自分も何度か見ているけれど見るたびにいろいろ気づかせてくれる映画だからぜひまた見て、と呼び掛けてもくれました。

最後は水野たかし。オリジナルの「祈りの歌」をアレックスに捧げて、その後「モリス・フォウン」(映画の真ん中あたりでアレックスが歌っている曲に日本語の詩を付けました。昨年の12月の追悼の会でも歌わせていただきました。)アレックスの生き様を歌った「アレックス」、最後はみんなで「ヘイ!マルシーラ」を歌いました。健太郎さんといずみさんも前に出てくれ、会場の皆さんも歌ってくれる方、それから私の手話をまねしてくれる方もいて、とてもいい雰囲気で上映会を終わることができました。

終了後、一人の方がCDを下さいと言い、1万円を出して、おつりはアレックスの募金にと言いました。びっくりして、え?8000円ですよ、いいんですかというと、いいんですと。その方の中によほど響くものがあったのでしょう、有難いこととお預かりしました。

 

募金は事務局に送って、アレックスのご遺族に届けられます。監督やご友人が直接持って行ってくれるので、確実にご家族に届くと思います。

 

足かけ5年、この映画を上映し続けてきた中で、たくさんの出会いがあり、いろんなお話を聞かせてもらいました。いつもそんなお話をせていただくのですが、今回はコンサート付きにしたためにその辺は省略、この場を借りて少し書いておきます。

 

広田奈津子監督は、こどもの頃、木とお話する子供だったのですが、宅地開発で森の木が切られてしまったことにショックを受けます。それを癒してくれたのがアメリカ大陸先住民のスピーチがもとになった「父は空、母は大地」という絵本だった、それで大学生の時にアメリカインディアンに会いに行き、そこの長老から、環太平洋に森を殺さない人たちが住んでいるから会いに行くといいと勧められたそうです。その中で東ティモールが独立しようとしていることに興味を持ち、日本がマイナスの関わりをしていたことも知り、せめてお祝いに行こうと独立式典に参加、その会場の片隅で(ステージに乗るのではなく)子ども達に囲まれて歌っているアレックスに出会います。その歌をもう一度聞きたいという思いからこの映画は生まれました。アレックスを訪ねて再び訪れた東ティモールで、その歌の意味を知り、彼の生きてきた道をたどりながら、同時にティモールの独立への歴史をたどっていくことになりました。

 

ですが、この映画は単に独立運動を扱っただけのものではありません。ティモールの自然の美しさ、どこか懐かしさを感じる風景、子どもたちや大人たちの笑顔、人々の気高さ、ルリックと呼ばれる精霊との関わり、あふれる音楽、許すということ、生きるということ、いろんなものがいっぱい詰まっています。だからこそ、何度見ても新しい発見があり、その時その時、こちらの精神状態によって全く違うものが見えてくるのです。彼女は始めは映画を作るというつもりではなく、ただただ記録しようと映像を撮り、それを6年かけて映画にしました。映画館での公開という話もあったそうですが、あえて自主上映でという道を選びました。そして今、6年の歳月を経ても尚、各地で上映され、静かな感動が拡がり続けています。  

 

小さな会場での上映会の良さに、映画が終わった後、話ができることがあります。各地の上映会では、監督や映画にも登場するジャーナリストの南風島渉さん、この映画の上映会を何百回も続けている名古屋のシンガーソングライターの江口晶さんを招いてトークしてもらったり、監督のパートナーであり映画の助監督・音楽監修でもある小向サダムさんのミニコンサートがあったり、観客とシェアし話あったりする企画が行われています。

 

炎の雫では、もともと江口晶さんからのお話で上映会を始めたこともあり、何度も江口さんに来ていただいています。彼の場合は、マルシーラを歌う時に、奥様がフラを踊られます。(私が今手話を付けているのは、江口夫妻の影響、フラダンスは無理だけど手話ならできるということで始めました。)昨年の10月には、南風島さんが千葉まで来て話をしてくれました。その時の打ち上げでの話がきっかけで「モリス・フォウン」ができました。南風島さんのトークの内容について、詳しく知りたい方は、201711月のブログを見て下さい。(外房篇ブログ20156月~1810月の所にあります。)また、私たちが他の場所で何度か監督のお話を聞く機会も何度かあり、上映会の時はその内容をお伝えしたり、できる範囲で質問にお答えしたりしてきました。逆に、ティモールに行ってきた方がその経験を語ってくれたり、インドネシアに住んでいたという方が現地の情勢を話してくれたりしたこともありました。人と人の繋がりを作ってくれる映画でもあります。

 

アレックスがなくなってから、上映会ではアレックスのメッセージカードが配られています。最後にその中の一節を‥

 

『たとえ仲間が10人にしか見えなくて、対するものがあまりに大きく見えても、いのちがよろこぶ仕事には、亡くなった人たちも、生まれてくる人たちも付いている。それは1000どころじゃないんだ、ぜったいに大丈夫だから、恐れずに進んでください』Helder  Alexio Lopez

 

「カンタ!ティモール」の上映会は、ご希望があれば、何人か集まれば、いつでも開催します。お声をかけて下さい。お待ちしています。(2018116日 佳)

 

 

11月4日の上映会に参加した方でアレックスのメッセージカードを受け取っていない方がいらっしゃいましたら、お手数ですがご連絡ください。

 

 

初夏の旅~奈良から大津へ

  新緑の美しい初夏の奈良から大津を旅してきました。今回の旅の目的は、特別公開の仏像を見ることと、今まで行きたいと思ってたけどまだ行っていないところに行くこと。 順にご紹介していきましょう。 (今回の旅の目的の一つは特別公開ですが、公開される仏像はほぼすべてが撮影不可です。なので...