2015年10月10日土曜日

柿に取り組む

物置の横に柿の木が2本ある。たくさんの実がなった。どうにかしなくちゃ、とずっと思っていた。

さて、この柿、食べられるのだろうか、それが疑問だった。形は横長、綺麗なオレンジ色。ネットで調べてみると、渋柿はだいたい縦長だそう、じゃ食べられるかも。と、一つ食べてみたのが2週間ほど前。あ、甘い、やっぱり渋柿じゃないんだと思ったのもつかの間、口の中がギシギシする、変な後味。もしかしてこういうのを渋柿というのかもと気が付いたのは、しばらくたってから。(この間に遊びに来た私の友達たちは、柿の収穫体験をやってお土産に持って帰っちゃった。あれ、どうしたかな、ごめんなさい。)

                    

 

さて、ネットで調べて、渋抜きの実験をすることにした。すると、ちゃんと食べられるじゃない、やっぱりこういうのが渋柿なのね、と納得。知らないというのは恐ろしい。食べられることが分かったら、このままにしておくのは、なんだか罪な気がして、頭の片隅には、何とかしなくちゃ、がずっとある。遂に、意を決して、「今日は柿を採る!」と決めたのが一昨日。朝からピカピカの晴れ、ちょっと暑いぐらい。脚立を持ち出して柿を採る。小一時間で50個ほど収穫したところで、もういいかなとめげた。実は、2本の木、微妙に違う。手前の木は早く実をつけ、もうだいぶ鳥に食べられたり、熟れて落ちたり。奥の木は少し遅くて色も薄め、まだしっかりしている。結局奥の木の収穫になった。

採った柿を洗って並べる。さてその処理は? 決めていたのはスライス干し柿を作ること。渋柿は干し柿にするのがよいとされているけど、実は私はあまり干し柿は好きじゃない。どうしたものかとクックパッドを見ていたら、スライス干し柿というのがあった。切って干してドライフルーツみたいにする。ワインのおつまみにも、パンやケーキにもと書いてある。これならいいかもと思ったから柿採りを決行。なので、収穫した柿の皮を剥いてスライスし、ちょうど物置で見つけた干物干し籠に並べていった。3段の干し籠に、20個分くらいの柿が干せた。意外とたくさん入るもの。残った柿は、検索した保存方法で。それはティッシュを濡らしてへたのところに当て、ラップでぐるぐる巻きにしてへたを下にして冷蔵庫に入れると、熟成が進まず1か月くらいは保存できるというもの。柔らかくないカキッとした柿が好きな私としては、これいいねとやってみることにした。

 

こうして50個の柿の処理が終わる。でも、木を見上げるとまだ実がたくさん。まいいか、またやろうかな、それともあとは鳥さんたちにまかそうかな、と思いつつ、なんか達成感を感じた日でした。

 

この柿、実は渋柿じゃなかったというオチがある。剥いてて、ちょっと口に入れてみたら、あらら。全然大丈夫、このまま食べられるじゃない、なんだ干さなくてもよかったのね。でもスライス干し柿は渋柿でも甘柿でもどっちでも可とあったので、まいいかと思いつつ、ちょっとねえという気分も。つまり、手前の木が渋柿、奥の木は甘柿だったということ、来年のためにしっかと記憶に留めました。(10月10日 佳)


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